




でも、難しい話はわかんないから、できるだけ簡単に教えてね
誰でも理解できるように、簡単にリブラについて解説していこうと思います。

この記事を読むとわかること
- リブラ(Libra)って何?
- リブラ(Libra)の何が凄いの?
- リブラ(Libra)は、私達の生活にどう関係するのか?




もくじ
仮想通貨リブラ(Libra)とは?|Facebook手動の新しい仮想通貨



リブラはFacebookが主導して作られた仮想通貨で、「世界中の銀行を持たない人々でも利用できる仮想通貨」として開発されました。
世界には約17億人の銀行口座を持たない人々がいます。
つまり、世界人口の約30%の人々は銀行を利用できない状態にある、ということです。
そういった人達でも簡単に、ネット経由で仮想通貨のやり取りができることで、世界経済に繋がることができる。
そういった理念の元につくられた仮想通貨がリブラです。

リブラにはこれまでの仮想通貨の問題点を改善した仕組みが、組み込まれています。

- ビットコインなどの仮想通貨と違って、値段の変動が小さい
- 世界中に送金が可能
- 銀行口座を持っていない人でも利用できる


2018年に仮想通貨バブルが訪れたことを知っている人も多いと思います。
いっきに「ビットコイン」や「仮想通貨」といった言葉が、みんなが知っている言葉に変わりました。
1番話題になったのは、その価格変動の大きさです。
ビットコインを始めとした仮想通貨は値段の変動が激しく、「安いときに買って、高いときに売る」といったことができれば、いっきに億万長者になれる。
そういったことで投資商品として有名になりました。
ですが、この価格変動の大きさは「投資」としては魅力的ですが、「通貨」としてはデメリットになります。

具体的な買い物を例に説明します。

そして、翌日にビットコインの値段が半分になったら、同じパンを買おうとすると、どうなると思いますか?



今日:1ビットコイン=パン1つ
明日:2ビットコイン=パン1つ



リブラの価値が低下してしまった場合は、リブラを買い戻して価格を上げる。
反対に価値が高まってしまった場合は、リブラを追加で発行して流通量を増やして価格を下げる。
このような仕組みをFacebookが作っています。


なんとなくリブラがどんな仮想通貨なのかはわかったわ。


リブラ(Libra)の凄さ|世界を変える可能性がある仮想通貨


現在のお金の形
現代の私達は、「お金=各国の政府が発行した紙幣」だと思って使っています。
日本なら円、アメリカならドル、といったお金を使っていると思います。
これらのお金は各国の政府によって保証され発行されている通貨です。
それぞれの国が独自の通貨を持つことで、政府によってある程度お金をコントロールできるようになっています。
リブラも初めのうちは、円やドルなどのお金の交換手段としての役割が主な役割になると思います。
ですが、リブラの価値が高まってくれば、リブラ自体がお金になる可能性だってあります。
お金の単位が「リブラ」になる日がくるかもしれません。

あんまりピンとこないんだけど……

今使われている紙幣も元々は、金との交換券としての役割が主でした。
1971年に起きた「ニクソン・ショック」をキッカケとして、金との交換の役割が終わりました。
ニクソン・ショックとは……アメリカ合衆国連邦政府が、それまでの固定比率(1オンス=35ドル)による米ドル紙幣と金の兌換を一時停止したことによる、世界経済の枠組みの大幅な変化を指す。
当時のリチャード・ニクソン大統領がこの政策転換を発表したことにより、ニクソンの名を冠する。Wikipediaより引用
つまり、比較的最近まで、紙幣の価値は「金」によって保証されていたということです。
今では、紙幣自体に価値があると誰もが信じているので、紙幣が一般的に使われています。

そもそも1万円札なんて、ただの印刷された紙ですからね。

「紙幣=価値があるもの」とみんなが認識しているから価値があるのです。
もしあなたが、異世界に転生したとしたら何億円もっていようが「大量の紙切れを持っている人」です。
信用されていないお金をいくら持っていても意味がありません。
お金は信用されて初めて、”価値があるもの”になるということです。
未来のお金
「金 ⇨ 紙幣」というように価値の基準が変わったように、「紙幣 ⇨ 仮想通貨」に変わっても何も不思議ではありません。
今では世界中がインターネットによって繋がっている状態です。
国という枠組み自体が、薄くなっていると言っても良いでしょう。
日本でも海外に移住する人が年々増えていて、反対に海外から日本に移住する人も増えています。
今では、日本に住んでいる外国人も見慣れた存在になりました。
人や情報のグローバル化が進んでいる中、お金はまだ国という単位に縛られたままです。
そこで登場したのが仮想通貨リブラです。
リブラがお金の単位になれば、世界中で同じお金を使えるようになります。
そうなれば、今よりも簡単に海外とお金のやり取りができるようになります。
リブラは、より一層のグローバル化を進める助けになる存在になれるかもしれません。
Facebookが世界を支配する?



リブラが危険だと思われる理由
- Facebookに情報が集まりすぎる
- 国の力が低下する
Facebookに情報が集まりすぎる
リブラ自体がお金の単位になれば、実質的に経済に関する情報が全てFacebookに集まることになります。
リブラはスマホなどの電子媒体でやり取りするので、全てのやり取りの情報はネット上に残ります。
そして、リブラのやり取りの情報は、全てFacebookに集まります。


- 今どんな業界が人気なのか
- どの企業が注目されているのか
- どこに広告を打てば、反応があるのか
- どの国に投資するのが正解なのか
- どんな商品を開発すれば売れるのか
経済にとって重要な情報にほとんど全てが、リブラを介してFacebookに集まるのです。
こうなれば、Facebookはどんどん売れる商品やサービスを開発して、さらに巨大な企業になるでしょう。
あまりにも1つの企業が巨大になりすぎると、市場が独占されてしまいます。
市場が独占されると競争が起きないので、独占している企業の思うように価格設定できるようになります。




国の力が低下する
円やドルよりも、リブラの方が使いやすいと世界中の人々が思うようになれば、どんどんリブラが浸透していきます。
スーパーでの価格表示が、「リンゴ1個:200円 ⇨ りんご1個:2リブラ」に変わる日が来るかもしれません。
そうなると、円やドルなどの既存の通過の価値が下がることが予想されます。
円やドルなどの既存の通過の価値が下がることが予想されます。
そうなるとますます誰も、円やドルなどの既存の通貨を使わなくなっていきます。
誰も使用していない通貨に意味はなくなってしまいます。
異世界で1万円札が紙切れになるのと同じです。
国の力の源泉は「お金」です。
国民から税金という形でお金を集め配ることで、国は成り立っています。
自国の通貨が使われなくなってしまうと、国は力を失ってしまうので、それだけは避けたいと思っています。
そのため、アメリカ議会はリブラに対して否定的な立場をとっており、リブラのサービス開始が遅れています。

お金の在り方は、私達の生活に直結していくことなので、これからも注目していきたいですね。

日本人とリブラ(Libra)の関係|将来使うことになる?



- 日本の「円」は信用されている
- 日本人はみんな銀行口座を持っている
- 日本の中だけでも十分経済が回っている
順番に解説していきます。
日本の「円」は信用されている




ジンバブエ・ドルはその名の通り、ジンバブエで使われている通貨です。

出典:Google map
ジンバブエでは、急激なインフレが問題となっていて、2008年には前年比2億3000万%という過去最大のインフレが起こってしまいました。
このような急激なインフレのことを「ハイパーインフレ」と呼びます。






出典:amazon









日本人はみんな銀行口座を持っている


別にリブラなんてなくても、私達日本人は困りません。





日本の中だけでも十分経済が回っている

海外には、アメリカのなどの給料の高い国で働いて、母国にいる家族に仕送りをしている人も大勢います。
そういった人にとっては、仮想通貨の送金手数料の安さはとても魅力的です。
そもそも、送金するためには銀行口座が必要になるので、銀行口座を持っていない人は送金することもできません。
リブラはスマホさえ持っていれば、海外からでも送金が簡単にできる予定です。
国を跨いでお金のやり取りが必要な人には、魅力的なサービスと言えるでしょう。



日本に住んでいれば、日本語以外話さなくても生きていけるし、一度も海外に行ったことがない人も珍しくありません。
日本人のパスポート所有率は約24%とされています。
4人に1人しかパスポートを持っていない。
パスポートがないと海外には行けないので、海外に行ったことがある人の方が少数派だということです。
それくらい日本人は海外に興味がないのです。


海外旅行にも行かなければ、海外送金することなんて滅多にありません。


日本経済はガタガタで、もうダメだ!
そういったことが言われていますが、日本はまだまだ世界3位の経済大国です。
人口もまだまだ1億人以上いる、人口も非常に多い国です。
なので、日本の外にいっさいでなくても、比較的裕福で安定した生活を送ることができます。
つまり、日本円だけ持っていれば困らないということです。
わざわざ仮想通貨や外貨に資産を買えている人は、とても少ないと思います。
【まとめ】リブラ(Libra)の今後に注目しよう



記事の内容まとめ
- リブラ(Libra)は、Facebookが主導で作っている新しい仮想通貨
- リブラ(Libra)の目的は、銀行口座を持っていない人でもお金のやりとりが簡単にできるようにすること
- もしかしたら、世界中の人がリブラ(Libra)を使うようになるかもしれない
- アメリカ議会は、リブラ(Libra)を警戒している
- すぐに日本人がリブラ(Libra)を使い始めることはなさそう









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