
値段も全然違うんだけど?
一言に「塩」と言っても、実は様々な種類があります。
例えば
「岩塩って普通の塩とどう違うの?」
と一度は思ったことがあるでしょう。
それ以外でも、スーパーで塩を買おうと思ったときに
「高い塩と安い塩って何が違うの?」
と値段を見ながら考えた人も多いのではないでしょうか。
この記事では、塩の違いについて解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 岩塩と海塩の違いがわからない
- 塩によって味に違いはあるの?
- 塩を選ぶときのポイントが知りたい
こんな人向けの内容になっています。
わかりやすいように絵でも説明しますので、ぜひ最後までご覧になってください。

塩の種類別に紹介|作られ方の違いを解説

それぞれ何が違うの?
毎日食べている塩ですが、意外と種類があることを知っていますか?
塩を上手に選べるようになるため、塩の種類ごとの違いについてザックリと説明していきます。
海塩

海水を塩田と呼ばれる場所に引き込んで天日干しにすることによって塩を抽出する方法。
海水を煮詰めて塩を抽出する方法などがあります。
1970年代以前の日本では、この海塩が一般的でした。
しかし、今では工業的に作られるようになった「精製塩」が一般的です。
天然の海塩は精製塩と比べると値段も高くなりますが、海水に含まれているミネラルなども多く含まれいます。
精製塩については、後で解説します。
岩塩

地殻変動によって海水が陸地に閉じ込められたり、塩湖が干上がってたりすることで作られます。
結晶化しているので、岩のように硬いです。
そのため、使用するときはミルなどで細かく挽いて使うことが一般的です。
また海塩と違い、ピンクや黒などのいろいろな色があります。
ピンクソルトなどの名称で売られていることもあります。
天然の海塩と同様に、ミネラルを豊富に含んでいます。
精製塩

海水を原料として、工業的に大量生産したものを精製塩と呼びます。
スーパーなどでは「食卓塩」などの名称で売られています。
大量生産されているので、値段が安いのが特徴です。
何も気にしないで買った場合は、ほとんどがこの精製塩でしょう。
精製塩は海塩や岩塩などの天然塩と違い、塩化ナトリウムの純度が高くミネラルなどはほとんど含まれません。
天然塩と精製塩の違い


天然塩の特徴
- 自然の力によってできた塩
- マグネシウムなどのミネラルを含んでいる
- 大量生産できない
- 精製塩と比べると、値段は高い
- どこでも売っている訳ではない
精製塩
- 人の手が大きく加えられた塩
- 塩化ナトリウムの純度が高く、ミネラルを含まない
- 大量生産できる
- 安価に販売されている
- どのスーパーでも販売されている
塩を選ぶときのポイント

天然塩と精製塩の違いについて説明しましたが、一番の違いはミネラルを含むかどうかです。
知っての通り、私達が健康的に生きていくためにはミネラルは必須です。
しかし、精製塩にはミネラルが含まれておらず、純粋な塩化ナトリウムのみでできています。
純度の高い塩化ナトリウムを大量に摂取することは健康にとってよくありません。
たしかに値段は天然塩の方が高いですが、それでもミネラルを摂取できることから天然塩を選ぶべきだと思います。
近くのスーパーで売っていない場合は、ネットでも購入することができます。
また、ミネラルなどが含まれることにより料理に使用した場合でも、精製塩が単純な塩辛さを追加するだけなのに対して、天然塩は旨味なども加えることができます。
料理に使ったときの美味しさと、健康を考えてできるだけ天然塩を選ぶようにしてみてください。
塩について、もう少し詳しく知りたい場合は、下に参考になる本を紹介しておきますので、気になる方はご覧になってください。
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