ストレス対策

ストレスによる腹痛や下痢|過剰なストレスによる影響

ストレスによる腹痛や下痢

 

疑問を持つ人
ストレスを感じるとお腹が痛くなったり下痢になったりするのは、なんで?

 

強いストレスを感じたときに、腹痛や下痢になったことはありませんか?

  • テスト前
  • 面接前
  • 大事なプレゼン前

どれも緊張する場面だと思います。
適度な緊張は必要ですが、体に不調が出るくらい緊張してしまうと、本来の力を発揮できなくなります。
テスト前にお腹が痛くなる経験は、学生時代にあなたも経験したことだと思います。
特に入学試験などの重要な試験の前ほどお腹が痛くなります、私もそうでした。

 

こういった一時的なものならまだ良いですが、慢性的にずっと腹痛が続く場合があります。
こうなってしまうと日常生活に支障が出てしまいます。
なんでもない日に、電車の中や授業中にお腹が痛くなったことはありませんか?
これはストレスが原因でなっている可能性があります。

 

どうやったら腹痛に悩まされなくなるのか、気になりませんか?

 

 

この順番で解説していきます。
対処方法については、科学的な根拠のあるものを選んでいるので安心してください。

 

ストレスと腹痛の関係|過敏性腸症候群

ストレスによって、腹痛や下痢が続くことを「過敏性腸症候群」と呼びます。
過敏性腸症候群の特徴は、腸には異常がみられないことです。

 

過敏性腸症候群は腹痛や下痢だけでなく様々な症状が表れます。

  • 便秘
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 残便感
  • 疲労感

 

これらの症状がなぜストレスによって引き起こされるのか。
それには「自律神経」が関係しています。

 

私達は、興奮したときに働く「交感神経」と、リラックスしたときに働く「副交感神経」
この2つの神経のバランスによって制御されています。
強いストレスが長時間かかることによって、この2つの神経のバランスが崩れてしまいます。
そうなることで、腸が正常の働きをすることができなくなり、腹痛や下痢を引き起こしてしまうのです。

 

どんな人が腹痛に悩まされやすいのか

 

過敏性腸症候群になりやすい人にはある特徴があるようなので、それをズラッと並べてみます。

過敏性腸症候群になりやすい人の特徴(年代)

  • 若い女性
  • 30~40の働き盛りの人
  • 50台の女性
  • 小中高生

 

過敏性腸症候群になりやすい人の特徴(性格)

  • まじめな人
  • 気が弱い人
  • うつ傾向

 

それぞれ違った理由で大きなストレスを感じているとされています。
若い女性の場合だと、人間関係や容姿・体型に関するコンプレックス。
働き盛りの人の場合だと、仕事や家庭に関する悩み。
小中高生の場合だと、イジメ、勉強や受験に関する問題が多いそうです。

 

仕事や受験勉強がストレスの原因なのは、誰でも納得する考えだと思います。
だからといって、受験や仕事を辞めることはできません。
なので、対処が難しいです。
問題なのは性格です。

 

性格が原因でストレスを感じやすくなってしまうと、一生の問題になってしまいます。
上で紹介した3つの性格に限らず、「ネガティブな自動思考」をしてしまっている人は注意が必要です。
「自動思考」とは、言葉そのままの意味で、意思とは関係なく浮かんでくる考えのことです。

 

晴れの日に「今日は良いことありそうだな~」と思ったり、信号に何回も引っかかると「今日は運が悪い日だ」と思ったりすることです。
この自動思考の問題は、自分ではコントロールできないことです。
ネガティブな自動思考を頻繁にしてしまうと、その思考がストレスの原因になってしまいます。
ネガティブな話を聞かされたら、自分までネガティブな気分になりますよね?
それと同じで、ネガティブな自動思考は自分をネガティブにしてしまうのです。

 

この自動思考は人によって、全然違ってきます。
同じ体験をしても、人によって180°違った自動思考をします。

 

「ゆっくり休め」と言われた場合

  • ポジティブな自動思考:ゆっくり休んで、回復したら頑張ろう!
  • ネガティブな自動思考:自分は必要ないんだな……

 

こういった思考は自分ではコントロールできません。
「ネガティブな考えはやめろ」と言われても、やめることなんてできません。
こういった思考のクセは、生まれつきであったり、これまでの人生で経験してきたことであったりに左右されるので、簡単には変わりません。
ですが、自分がどんな自動思考をしているのか、どんなストレスを感じているのかを知ることができれば、ストレスは大幅に軽減されます。
ここからは、具体的な対処方法についてお話しします。

 

ストレスの対処方法|自分の感情を書き出す

 

今回紹介する方法は「エクスプレッシブ・ライティング」と呼ばれる方法です。
1980年代に考案された心理療法の手法で、不安やストレスに対する効果が認められている方法です。
「エクスプレッシブ・ライティング」の効果は数週間~数ヶ月継続することにより、うつ病やストレスが軽減されるとされており、幸福度が上がることも確認されています。
かなりのストレス対策効果が確認されている方法ですが、やることはとてもシンプルで誰でもすぐに始められる方法です。

 

エクスプレッシブ・ライティングの方法はとてもシンプルで、「自分が感じたネガティブな感情をとにかく書きまくる」だけです。
「そんなことして意味があるの?」と思われたかもしれませんが、そんなちょっとしたことでストレスが減ることは数多くの実験で認められています。
騙されたと思ってやってみませんか?
書くだけなので、お金も使わずに始められるのでやってみて損はないと思います。
基本的には書くだけですが、いくつかポイントがあるのでそれを下記にまとめました。
実際に書くときの参考にしてみてください。

 

「エクスプレッシブ・ライティング」のポイント①

  • 「4日連続、1日20分以上書きまくる」

20分は長いと思われるかもしれませんが、とにかく書きまくりましょう。
誰かに見せる必要はないので、誤字脱字は気にせず、自分が感じたことを感じたまま書きましょう。
いざやり始めてみると、自分が思っている以上にストレスに感じていることが多いことに気が付くはずです。
毎日悩んでいることがあるなら、毎日同じ内容を書いてもOKです。

 

「エクスプレッシブ・ライティング」のポイント②

  • 「慣れてきたら、書いた悩みについて掘り下げてみる」

例えば、「上司に怒られた」を例にすると、「上司に怒られたとき、自分はどう感じたのか」を詳細に掘り下げます。

  • 怒り方が気に入らないので、「怒り」を感じたのか
  • 怒られたことがショックで、「悲しみ」を感じたのか

同じ「上司に怒られた」でも、感じ方は様々です。
そうやって、感情を掘り下げていくことで、客観的に自分のストレスを見ることができるようになります。
ストレスをはっきりと自覚し、文字という形にしてあげることで、ぼんやりとしたストレスがわかりやすいストレスに変わります。
わかりやすいストレスになれば、それに対してどう対処したらよいのかもわかりやすくなるはずです。

 

ポイントを2つ書きましたが、一番大切なことは「とにかく書くこと」です。
どんどん書いていくことで、ストレスを自分の頭の中から外に出しましょう。
そうすることで、ぼんやりとしたネガティブな思考に悩まされることなく、自分の思考が明確になります。
文字にしてみるだけでも、「意外と大したことないな」と思えることも多くあると思います。

 

まずは4日、騙されたと思って試してみてください。
4日後には、少しスッキリしていることを実感できると思います。

 

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