
ダイエット中の大きな悩みの1つが「夕食をどうするか?」だと思います。
「食べずに抜いたほうが痩せそうだけど、キツそうだな~」と思っている人も多いのですはないでしょうか?
そんな、ダイエット中の夕食についての悩みについてお答えします。
この記事を読むとわかること
- ダイエット中の夕食内容
- おすすめの調理方法
- 夕食を食べるタイミング
私自身も、「体重や体脂肪を減らすためにはどうすれば良いのか?」について、色々と考え調べてきました。
この記事は私が悩んできた間に、調べた本や論文をベースに書いています。
体脂肪率10~11%をキープできている私が、実践している内容だけを書いているので、効果は保証付きです。
私自身の経験に加えて、科学的に根拠のある方法のみをご紹介しているので安心してください。
結論から言うと、夕食を完全に抜くのではなく、他のものと置き換えるのが良いです。
その理由と方法について、具体的に解説していきます。

もくじ
夕食を我慢して抜くのはやめましょう|ダイエット失敗の原因
ダイエットのために、我慢して夕食を食べないのはやめましょう。
夕食を抜いてはいけない理由は、3つあります。
- ダイエットが続かない
- グッスリ眠れなくなる
- 思っているよりも、急激には痩せない
順番に解説していきます。
ダイエットが続かない
想像してください。
毎晩、毎晩、「お腹へったな~」と思いながら生活することができますか?
私には無理です。
夕食抜きダイエットを初めて、数日は我慢できると思います。
どんなことでも、初めてすぐは勢いがありますからね。
ですが、初めて1週間も経たないうちに確実に、我慢できなくなります。
これは私の実体験からの感想です。

と思い始めたら、数日後にはダイエットを諦めているでしょう。
ダイエットは自分の体型を変える、大変な作業です。
どんなダイエットをしたとしても、ある程度の長期戦になります。
なので、続けるのが難しいダイエット方法は選ぶべきではありません。
グッスリ眠れなくなる
「お腹が減って眠れない」
そんな経験をしたことがありませんか?
グッスリと眠るためにも、夕食を抜くのはおすすめできません。
お腹が減っている状態は、体にとっては「ストレス」になります。
そして、ストレスを感じているとき、人間は興奮するようにできているのです。
当たり前ですが、興奮していると眠れません。
なぜ、空腹だと興奮状態になるのか?
「興奮」と「リラックス」
この2つの状態を制御しているのが、交感神経と副交感神経です。
そして、空腹だと交感神経が優位になり、満腹だと副交感神経が優位になります。
つまり、空腹だと興奮し、満腹だとリラックスしやすい状態になるということです。
お腹いっぱいの状態で、アクティブに動こうとは思いませんよね?
お腹いっぱいだと、ゆっくりしたいし、なんなら眠くなります。
何かを食べることで副交感神経が優位になるのは、血流を胃や腸などの消化器官に集中させるためだと考えられています。
食べたものをしっかり消化するためには、リラックスした状態であまり動き回らないほうが良いからです。
つまり、夕食を食べることは、体を眠るための状態にするスイッチにもなっているということです。
毎日の睡眠は、健康を維持するためには欠かせません。
ダイエットのために、不健康になっては意味がありません。
睡眠のためにも、完全に夕食を食べないのはやめましょう。
思っているよりも、急激には痩せない
そして、残念なことに夕食を抜いたとしても、急激に痩せることはできません。
夕食抜きのダイエット効果は、思っているよりも小さいです。
夕食を完全に抜くことで、1日の摂取カロリーをだいたい半分にすることができるので、速攻で痩せられると思うかもしれません。
ですが、そんなことにはならないのです、
なぜなら、人間は”慣れる生き物”だからです。
摂取カロリーを減らしても、その分痩せられない理由
摂取カロリーを減らすと、消費カロリーも減ってしまいます。
人間は少ない食事にも、適応しようとしてしまうのです。
「人間はどんな環境にでも慣れる」と聞いたことがあるかもしれません。
実際その通りで、大抵のことには慣れることができます。
自転車の運転も、始めは乗ることも難しかったのに、しばらくすれば意識しなくても乗れるようになってしまいます。
それと同じで、体に入ってくるエネルギーが少なくなれば、出ていくエネルギーを少なくして調整しようとします。
収入が減れば、使うお金を減らすのと同じです。
そうしないと、すぐにエネルギー不足になって死んでしまうからです。
もし、摂取カロリーが少なくなっても、消費カロリーが変わらなければ、人間はとっくに絶滅していたでしょう。
現代と違って、昔は食べ物を手に入れるのも大変でしたからね。
生き残るためには大切な機能ですが、ダイエットのことだけを考えると邪魔になってしまいます。
残念ですが、人間に備わった機能ですので、変えることはできません。
夕食を抜いても、すぐには痩せられません。
ダイエット中に食べるべき夕食の内容|調理方法もポイント
ここまで無理やり我慢するのは、ダイエット失敗の原因になるのでやめましょうという話をしてきました。
では、ダイエット中の夕食はどうすれば良いのか?
結論:夕食の内容を変えましょう
変えるべきポイントは2つです。
- 加工食品を減らす
- 調理方法を変える
加工食品を減らす
まずは、食事から加工食品の割合を少しずつ減らしていきましょう。
加工食品には、精製された糖が大量に使われているため、食べれば食べるほど太りやすくなります。
自分で作るよりも買ってきたものの方が、味がしっかりしていて美味しく感じるのも、精製された糖が大量に使われているからです。
ダイエット中にお菓子を、大量に食べる人はいないと思います。
ですが、お菓子に使われているのと、同じ糖が加工食品には使われているのです。
中でも「果糖ぶどう糖液糖」が使われているものには要注意です。
原材料表示を確認し、果糖ぶどう糖液糖が大量に使われているのがわかったなら、買わないことをおすすめします。
その商品を食べ続ける限り、ダイエットが成功することはありません。
自炊して、自分で管理することが理想的ですが、なかなかできるものではありません。
なので、明日から原材料表示を確認することから初めてみてください。
夕食に限らず、加工食品を減らすことで人間本来の食生活に近づくため、自然とダイエットすることができます。
調理方法を変える
自炊するときは、調理方法を少し工夫するだけで、カロリーをグッと抑えることができます。
- 揚げる
- 炒める
- 煮る
- ゆでる
- 蒸す
調理方法は色々ありますが、調理方法によってカロリーは大きく変わってきます。
「揚げる」や「炒める」といった調理方法よりも、「ゆでる」や「蒸す」といった調理方法の方がカロリーを抑えることができます。
特に「蒸す」はビタミンなどの微量栄養素が逃げにくいので、おすすめの調理方法です。
時間があるときに、蒸し料理にチャレンジしてみてください。
夕食を食べるべき時間帯|ダイエットは時間管理も大切
最後に、夕食を食べる時間についてもお話させてください。
夕食に何を食べるのかはとても大切ですが、”夕食をいつ食べるのか?”もダイエットを成功させるためには大切になってきます。
夕食は、できるだけ早い時間に食べることをおすすめします。
なぜ夕食を早めに食べることが、ダイエットに繋がるのか?
いくつかの理由がありますが、その中でも特に重要なポイントをピックアップして解説していきます。
- 食事と食事の間隔を空けることができるから
- 睡眠の質が悪くなるのを防ぐため
- 簡単な食事を防ぐため
食事と食事の間隔を空けることができるから
夕食を早めに食べる最大のメリットが、食事の間隔を空けることができることです。
次の食事までの時間を長くすればするほど、脂肪が減りやすくなります。
なぜなら、食事をして約10時間ほど経たないと、人間の体は脂肪をエネルギーとして使わないからです。
夕食を20時に食べて、次の日の朝食を8時に食べれば、12時間の間隔を空けることができます。
そうすることで、毎日少しずつ脂肪がエネルギーとして使われていきます。
ちょっとしたことですが、毎日積み重ねていくことで、長期的に見れば痩せることができます。
夕食を抜く前に、早めに食べることから初めてみませんか?
睡眠の質が悪くなるのを防ぐため
眠る直前に夕食を食べと、眠りが悪くなります。
夕食は遅くても、眠る2時間前までには食べ終わりましょう。
よく言われていることですが、眠る直前に食事をするのは消化に悪いです。
そして、消化だけでなく、睡眠の質まで低下することが研究でわかっています。
さらに、睡眠の質が低下することにより、体重も増えやすくなるという研究結果もあります。
質の良い睡眠のためにも、できるだけ早めの夕食を心がけましょう。
簡単な食事を防ぐため
夜遅くに食事をしようと思ったら、簡単なもので済ませてしまいがちじゃありませんか?
そういった食事は栄養素が偏っており、太りやすくなります。
バランスの良い食事をするためにも、早めの夕食をおすすめします。
お腹いっぱいになるためだけに、簡単ですぐに食べられる加工食品ばかりを選んでいるとしたら、確実に太ります。
細かく栄養素を計算する必要はありませんが、ある程度は考える必要があります。
特に、普通に食事をしていると「タンパク質」が不足しがちです。
タンパク質は、筋肉を始めとした、体の様々なパーツとなる大切な栄養素です。
そして、ダイエットのためにはタンパク質を多く摂取することが重要になってきます。
なぜなら、「代謝」に影響してくるからです。
眠っている間に、筋肉は分解・再合成されます。
その際に、充分なタンパク質がないと、再合成されにくくなります。
筋肉量は代謝量に直接影響します。
もちろん、筋肉量が多ければ多いほど代謝量も大きく、痩せやすく太りにくくなります。
つまり、夕食にしっかりとタンパク質を摂取することで、筋肉量を維持し、ダイエット向きの体をキープすることができるようになるのです。
夕食を完全に抜いてしまうと、摂取カロリーも減りますが、筋肉も減ってしまいます。
そうなると、太りやすい体質になり、リバウンドする可能性が高まってしまいます。
加工食品に頼った簡単な食事は、できるだけ減らして、タンパク質の多い夕食を食べましょう。
ダイエット中は、食べる量も大切ですが、食べる内容も非常に大切です。
いかがでしょうか?
夕食を抜くデメリットについて解説してきました。
安易に夕食を抜いて痩せようと考えるのではなく、健康的なダイエットをするようにしましょう。
長く続けてることが、ダイエットを成功させるポイントです。
ツイッターではダイエット情報発信やブログの更新通知を行っています。
ブログの感想、ダイエットの相談もお待ちしております。連絡をくれると嬉しいです。
Twitter