



この記事ではその辺りを詳しく解説します。

この記事を読むとわかること
- 株主優待だけで、株を選んではいけない理由
- 株主優待は株の本質ではない
- 株主優待よりも大切なこと
近年は、株主優待の人気が高まっていますが、同時に損をする人も増えています。
株で失敗しないためにも、最低限の知識は身につけておきましょう。

安心して最後までご覧になってください。
株主優待で株を選んではいけない理由


・そもそもの目的が違う
・簡単に株主優待の内容は変更することができる
・冷静に考えてみたらお得じゃない
そもそもの目的が違う
この記事を読んでくださっている人は、株初心者の方だと思います。
老後資金の不安や、将来のために少しでも資産を増やしたいと思っている人がほとんどでしょう。
そもそも、あなたが投資に興味を持ったキッカケはなんですか?
株主優待目当てで株を始めた人は少ないと思います。
株について勉強していくうちに、株主優待というものを知って興味を持ったパターンがほとんどです。
株を始めた目的が、将来のため資金、老後の備えとしてなのであれば、株主優待は目的と違ってきます。
将来のため資金、老後の備えとして株を始めたならば、株の値上がりや配当金に注目するべきです。
資産形成のために株を始めたのに、株主優待で株を選ぶということは、
南国に行く準備をしているのに、防寒性能で服を選んだり、スキー道具を選んでいるのと同じ状態です。
株に限らず、どんなことでも目的と手段は一致させなければなりません。
あなたの本来の目的が資産形成ならば、株主優待で株を選ぶのは間違っていると思います。
簡単に株主優待の内容は変更することができる
株主優待は株を持っているだけで、永久に株主優待をもらえるように思ってしまいますが、実はそんなことはありません。
大きくの企業の株主優待の内容は、日々変更されています。
企業業績が悪くなれば、優待内容が悪くなったり、最悪優待が廃止になったりもします。
株価は企業が自由に設定することはできないが、株主優待の内容は企業が自由に決めることができます。
株主優待で有名な「すかいらーくホールディングス」を例に説明します。
「すかいらーくホールディングス」の株主優待の内容は2020年9月に変更されることが決定しました。
100株以上で株主優待カードがもらえていましたが、(変更前)6000円 ⇨ (変更後)4000円に変更されてしまいました。
※もっている株数によって、優待内容は異なります
このように、いきなり株主優待の金額が33%も減ってしまうということが起こります。
このように株主優待によって、リターン(利益)を計算することは難しいです。


ですが、その時点であなたは大きな損をしている可能性が高いです。

優待だけもらって、すぐに売るのは難しい
株主優待をもらうことができる人は、権利確定日に株を一定数以上持っている人だけです。
権利確定日前に売ってしまったり、株数が足りなかったりする人は、株主優待をもらうことができません。
基本的には月末が権利確定日になっており、権利確定日の2営業日前までに株を購入しておく必要があります。
権利確定日の2営業日前の日を「権利付き最終日」と呼んだりもします。
株主優待で人気の株は、権利付き最終日の翌日から株価は下がっていきます。
株主優待目当ての人にとっては、株主優待さえもらえれば株の価値はなくなるので、株主優待だけもらってすぐに売ってしまおうということになるのです。
なので、権利確定日に向かって株価は上がっていき、その後株価が下がっていくのが一般的な流れです。
株初心者が、株主優待で人気の銘柄を買おうとすると、この罠にハマってしまうことが多いです。
高い値段で株を買ってしまい、その後の値下がりにビックリして安値で株を売ってしまう。
これがよくある失敗パターンです。
さらにもって悪いのが、「すかいらーくホールディングス」のように、株主優待の改悪が発表された後です。
これは「すかいらーくホールディングス」の株価チャートで、ご覧の通り株主優待の改悪が発表された日から株価が凄い勢いで下がっていることがわかります。
もし、株主優待の変更が発表される直前に買っていたら、1万円以上損をしている計算になります。
4000円の優待券をもらうために、1万円損をしていたら意味がないですよね?
このように優待メインの銘柄は、「業績悪化 ⇨ 株主優待内容の変更 ⇨ 株価暴落」の流れがよくあります。
株初心者が対応するのはとても難しいので、気をつけて下さい。
どこかで損切りをしないと、資産が減り続けることになります。
株主優待よりも大切なこと|まずは基本を勉強

それは「自分で選ぶ」ことです。

- ◯◯さんが言ってたから~
- ネットでおすすめって買いてたから~
- 人気ランキングで1位だったから~
こんな理由で株を選んでいては、絶対に失敗します!
買う理由がしっかりしていないと、売るタイミングを決めることができません。
株価が暴落してから売ってるようなら、ただ損をしているだけです。
自分の意思で株を選び、自分の意思で株を買いましょう。
株を買うお金は決して安くありません。
資産形成を目的としているのなら、株を買うお金はあなたの未来の生活資金です。
他人の意見で、自分の大切な資産が増えるか減るか決められても良いのですか?
他人の意見で株を決めて、大損したとしても誰もあなたの代わりに責任を取ってはくれません。
冷たい言い方ですが、最終的には自己責任です。
実際に株を買う前に、最低限の知識は身につけておきましょう。
知識だけがあなたの資産を守ってくれます。
投資セミナーや高い情報商材を買う必要はありません。
書店で売られている本と、ネットの情報だけで充分です。
私が実際に読んでみて参考になった本だけを紹介しているページがあるので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
紹介している本はすべて、1000円代で買うことができます。
たったそれだけの金額で、あなたは自分の大切な資産を自分で守って増やすことができるようになります。
絶対に読んで損はしないので、ぜひ気になる本を1冊読んでみてください。
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