


ですが、原理原則を守って株式投資をしていれば、それほど危険ではありません。

この記事を読むとわかること
- なぜ株で失敗してしまうのか?
- 株で失敗する人の特徴
- どうすれば株で失敗しないのか?
私自身は株によって、資産を大きく増やしているので、株式投資について危険だとは感じていません。
しかし、多くの日本人が「株は危険だ!」と感じていることも理解しています。
それは、株についての知識が不十分で間違った行動をしているからです。
運転の講習を受けないで、無免許運転しているのと同じです。
多くの人が、気が付かないうちに自ら失敗する道を選んでしまっているのです。
そうならないために大切なのは、なぜ失敗してしまうのかを理屈で理解することです。
株式投資初心者向けにわかりやすく解説していきます。
株で大きな失敗をしたくない方は、ぜひ最後までご覧になってください。
もくじ
なぜ株で失敗してしまうのか?
なぜ、多くの人が株で失敗してしまうのか?
それは原理原則を理解していないか、忘れてしまっているからです。
失敗するパターンは大きく分けて2パターンに分けられます。
- 1度に大きな損失を出す
- ちょっとずつ損失を出し続け、トータルで大きな損失を出す
この2パターンです。
1度に大きな損失を出す
多くの人がイメージするのはこっちの失敗パターンではないでしょうか?
大きくニュースやネット記事で取り上げられるのは、こっちのパターンです。
損失の金額が大きくインパクトがありますからね。
実際、1年で数億円を失った話など、株関連のコミニティ内ではよく聞きます。
こういった失敗をしている人は、「1度は大きな成功を経験している」ことが共通点としてあります。
1度大きな成功をしてしまうと、その快楽を脳は覚えています。
簡単にいうと「自分は天才だ!」と思ってしまうのです。
例えば、あなたが1つの銘柄に集中投資をして、短期間に資産を数倍にしたとしましょう。
その次はどうしますか?
間違いなく、また集中投資をして、今度は10倍20倍と増やそうとするでしょう。
それが人間です。
信用取引をしたり、空売りの比率を高めたりして、より短期間で利益を出そうとするでしょう。
このときに忘れてしまっているのが「リターンとリスクは表裏一体」ということです。
リターンを極限まで求めるということは、リスクも最大になっているということです。
自分の資産がマイナスになってしまうリスクを取ってしまっている人もいます。
こんな危険な状態で投資を続けていれば、いつか資産を失います。
この世に、100%値動きを当てられる人は存在しません。
ということは、誰でも資産を減らすタイミングは存在するということです。
それなのに、常にハイリスクの状態でいるということは、いつか絶対に資産を失います。
成功は快楽です。
まぐれでも1度大きな成功をしてしまうと、その快感を忘れることができません。
ギャンブル依存症と同じです。
誰でもそうなる可能性があるということだけは忘れないでください。
ちょっとずつ損失を出し続け、トータルで大きな損失を出す
慎重な性格で、「失敗したくない」と思っている人ほどこのパターンの失敗をします。
なぜなら、株は絶対に失敗するタイミングが存在するからです。
株式投資を行っていて、1度も資産を減らさないで右肩上がりに資産を増やせる人なんて存在しません。
誰でも小さな失敗を繰り返しています。
もちろん私も、頻繁に失敗しています。
大切なことは、失敗を受けれて損失を最小限に留めることです。
失敗を受け入れられないと、いつまで経っても値下がりする株を手放すことができずに、資産を減らし続けます。
株を手放せないので、他の銘柄にも投資することができずに、機会損失も発生します。
それでは、傷口が広がっていくだけで、いつまで経っても資産を増やすことはできません。
これから株を始める方は、「絶対に失敗する」ことは覚えておいてください。
株で失敗する人の5つの特徴
自分の頭で考えない
投資は自己責任です。
最近は、SNS等で株についての情報を発信している人も増えてきました。
中には、特定の銘柄を推奨している人もいるでしょう。
何もわからないうちは、その人達の意見を聞きたくなる気持ちはわかります。
しかし、人の意見を鵜呑みにして投資をすることだけは絶対にやめてください。
あなたが運用しているお金は、あなたが一生懸命働いて手にれた大切なお金です。
見ず知らずの他人の意見に任せてもいいお金ではないはずです。
例え意見を鵜呑みにして大きな損失を出しとしても、その人は責任を取ってはくれません。
いつでも、責任を取るのはあなた自身です。
自分の大切なお金なら、自分でしっかりと考えて、責任をもって投資をしましょう。
考えるのを放棄するのだけは、絶対にダメです。
失敗を受け入れない
ちょっとした失敗でも受け入れられない人は投資には向いていません。
株は数ある投資の中でも、リスクの高いポジションにあります。
値動きは様々な要因が重なり合って、予想するのは困難です。
どんなに経済について詳しく、株について研究している人でも100%値動きを当てることはできません。
そして、コロナウイルスなどの誰にも予想できないことが原因で、価格が暴落することもあります。
何度失敗したとしても、トータルでの損失が小さければまったく問題ありません。
後からいくらでも取り返す機会はあります。
しかし、失敗を受け入れられないと、いつまで経っても次の投資に移ることができずに、機会を見逃すことになります。
失敗を受け入れる姿勢も、投資を続けるうえでは大切です。
すぐに結果を求める
短期間でお金持ちになろうとする人は、相当のリスクを取る必要があります。
短期間でハイリターンを狙おうとしたら、集中投資をしてレバレッジをかけて取引をしなければなりません。
これは、完全なギャンブルです。
たしかに成功すれば、一瞬でお金持ちになることができますが、ほとんどの人は資産を失うことになります。
リスクとリターンは表裏一体です。
一瞬でお金持ちになれる可能性があるということは、一瞬で資産を失うこともあるということです。
リスクを取りすぎると、借金を背負うことにもなりかねませんので注意してください。
目的を見失う
株を始めた目的を見失ってしまう人が多いのが現実です。
老後資金のために株を始めたのに、気がついたら短期間で大きなリターンを求めている人は大勢います。
いざ株を始めてみると、日々の値動きにビックリしてしまい、頻繁に売買を繰り返してしまいます。
目的を見失った投資は、株に限らず上手くいきません。
- 投資は短期的な投資なのか
- 老後資金等の長期的な投資なのか
キチンと区別する必要があります。
目的によって、投資戦略は変わってくるからです。
目的と手段は一致させる必要があります。
スキーがしたいのに、キャンプ道具をそろえても意味がないのと同じです。
今一度、自分の投資の目的を思い出し、投資手法がそれに合っているのかを考えてみてください。
生活資金まで株に使う
生活資金を使って株を購入するのはやめておいた方が良いです。
株は運用金額の大きさによって、同じことをしてもリターンとして返ってくる金額が変わってきます。
- 100万を年利5%で運用する ⇨ 5万円の利益
- 1億円を年利5%で運用する ⇨ 500万円の利益
これらはどちらもやっていることは変わりませんが、リターンの金額は大きく変わってきます。
なので、持っているお金をすべて株に投入する方が資金効率が良いと考える人も少なくありません。
考え方自体は間違っていませんが、大切なことを忘れています。
それは、心理的な作用です。
資金を株に全投入している状態で、心穏やかに生活できるでしょうか?
何をしていても、値動きが気になるのではないでしょうか?
専業のトレーダーならそれでも問題ないでしょうが、多くの人はそうではないと思います。
何をしていても、値動きが気になる状態で生活していると本業が疎かになったり、ちょっとしたことでイライラしたりします。
そんな精神状態で投資をしても思考が短絡的になり、失敗するだけです。
投資は生活資金を除いた、余剰資金を使って行うのがおすすめです。
心の安定を失って資金効率を求めても、良いことはありません。
株で失敗しないために大切なこと
最後に、株で失敗しないために大切なことをまとめます。
自分に当てはめて考え、自分を見つめ直すキッカケにしてくれると嬉しいです。
株で失敗しないために大切なこと
- 自分の頭で考える
- 他人に任せない
- リスクを取りすぎない
- 失敗を受け入れる
- 長期的な視点を持つ
- 投資の目的を忘れない
- 生活資金まで使わない
株式投資はやり方を間違えれば、資産を失ってしまう可能性もありますが、正しく行えば決してギャンブルではありません。
上手に使うことができれば、資産形成の大きな味方になってくれます。
この記事を最後まで読んでくださったあなたには、ぜひ株式投資で資産を増やして欲しいと思っています。
そのための役立つ情報を、これからも発信していきますので、よろしければ他の記事もご覧になってください。
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