お金

【簡単解説】年金は本当にもらえるのか?【結論:もらえます!】

年金の不安

 

知りたい子
年金って、ちゃんともらえるのかな?
どうしたんですか?
ケント
知りたい子
将来年金制度は崩壊するから、”年金を払っても無駄!”みたな記事を読んで不安に思って……
なるほど、たしかに年金に関する暗いニュースは良く聞きますね。
ケント
ですが、それほど悲観的になる必要はないと思います。
ケント
知りたい子
どうして?
年金制度は崩壊しない可能性が高いからです。
ケント

 

この記事を読むとわかること

  • 年金制度が崩壊しない理由
  • 年金はどれくらいもらえるのか?
  • 年金だけで老後生活を送れるのか?

 

これらの項目について、わかりやすく解説してきます。

 

年金は老後の生活を考える上で、とても重要です。
年金について、基本的なことだけを知っているだけでも、老後の不安を解消することができます。

 

老後の不安を煽(あお)って、保険や金融商品を売ろうとしてくる営業マンも存在します。
そういった商品を買う前に、ぜひ自分で年金について勉強してみましょう。

 

知識を身につけるのが、騙されないようになるための1番近道です。

 

この記事を読めば、年金の超基本的なことは学べるようになっていますので、ぜひ最後までご覧になってください。

 

 

 

年金は本当にもらえるのか?

老後_年金

 

知りたい子
本当に年金ってもらえるの?
もらえる可能性が高いですね。
ケント
そもそも年金って、どこから支払われているのか知っていますか?
ケント
知りたい子
自分が払った年金保険料じゃないの?
ちょっと、違いますね。
年金は自分が払ったお金が老後にもらえるシステムではないんです。
ケント
知りたい子
じゃあ、どこからお金が出てくるの?
今年金をもらっている人の年金は、今働いている現役世代が払っている年金保険料から支払われています。
ケント
知りたい子
自分のためじゃなくて、他人のために年金保険料を払っているってこと?
そうです。このシステムを「賦課(ふか)方式」と呼びます。
ケント
コレ以外にも、「年金積立金」や「税金」からも年金は支払われています。
ケント

 

 

年金の財源

  1. 現役世代の年金保険料
  2. 年金積立金
  3. 税金(消費税など)

 

つまり、年金が完全にもらえなく状態というのは、以下のような状態です。
ケント

 

  1. 誰も働かない ⇦ ありえない
  2. 年金積立金がなくなる ⇦ 経済状態によってはありえる
  3. 誰も税金を払わない ⇦ ありえない

 

年金財源としては1番大きい、「現役世代の年金保険料」については、
「日本国民全員が働かない」もしくは「日本国民全員が個人事業主になり、保険料を払わなくなる」のどちらかにならない限り、年金保険料は支払われます。

 

年金保険料は会社員なら強制的に給料から引かれるので、会社員として働くのであれば嫌でも支払わなければなりません。

 

このような理由から、年金が完全にもらえなくなる可能性はとても低いことがわかっていただけたかと思います。
ケント
知りたい子
もらえるのはわかったけど、もらえる金額はどうなの?
知りたい子
もらえる年金が少なくなるって、話もニュースでよく聞くんだけど。
良い疑問ですね。
ケント
ズバリ、もらえる年金は少なくなる可能性が高いです!
ケント
知りたい子
やっぱり!Σ(゚д゚lll)ガーン 

 

 

年金だけで老後の生活は難しい|長生きリスク

老夫婦

 

知りたい子
具体的には、将来どれくらいの年金がもらえるの?
難しい質問ですね。
もらえる年金額については、簡単には計算できません。
ケント

 

  • あなたの収入
  • 物価上昇率
  • 賃金上昇率
  • 経済成長率
  • 出生率
  • などなど

 

これらの要素が複雑に絡み合って、計算されます。
なので現時点で、将来の年金給付学を計算することは誰にもできないのです。
ケント

 

年金にとってプラス要素

  • あなたの収入が上がる ⇨ 保険料が上がる
  • 日本経済が成長する ⇨ 年金財政が改善される
  • 子どもがたくさん生まれる ⇨ 年金保険料を払う人が増える

 

 

年金にとってマイナス要素

  • 給料が増えない ⇨ 支払う保険料が少なくなる
  • 日本経済が成長しない ⇨ 年金財政が悪化する
  • 子どもがあまり増えない ⇨ 年金保険料を払う人が増えない

 

 

知りたい子
今って、平均でどれくらいの年金がもらえるの?
厚生労働省によると、厚生年金の平均月額は「約14万3000円」だそうです。
男性の方が、女性よりは多いみたいです。
ケント
知りたい子
14万円で生活するのってギリギリじゃない?
政府統計ポータルサイト「e-Stat」のデータを参考にして考えてみましょう。
ケント
一般的な老後の一人暮らしの場合、持ち家の場合で15万ほど必要とされています。
つまり、賃貸の場合はもっと必要になるということです。
ケント
おそらく賃貸の場合、20万円前後は必要になるでしょう。
ケント
知りたい子
毎月4万円足りないじゃん……。
65歳で引退して、84歳までの19年間生きるとすると、約1000万円不足することになります。
ケント
知りたい子
1000万も!
1000万円は最低限の生活をした場合の数字です。
設備の整った老人ホームに入ろうと思ったり、海外旅行を楽しもうと思ったらもっと必要になるということです。
ケント
知りたい子
つまり、ここまでの話をまとめると……

 

 

  • 年金はもらえる可能性が高い
  • でも、豊かな生活を送るには足りない

 

 

知りたい子
こういうこと?
その通りです。
老後のためのメインのお金は年金ですが、足りない部分は自分で補う必要があります。
ケント

 

年金だけに頼らない老後生活|資産形成の大切さ

階段状のコイン

知りたい子
自分で補うって、貯金しろってこと?
もちろん貯金でもOKですが、個人的には「資産運用」をおすすめします。
ケント
知りたい子
資産運用って、株とか貯蓄保険ってこと?
そうです。2020年現在の金利は低くほぼゼロです。
つまり貯金をしていても資産は増えません。
ケント
せっかく老後まで時間があるのであれば、投資をしてみることをおすすめします。
ケント
知りたい子
でも、投資ってなんだか怖いし……貯金なら安心でしょ?
「貯金=安心」だと思っていると、インフレが起きたときに対応できなくなります。
ケント

 

インフレとは……お金に対して、物の値段が高くなること

 

あなたの貯金が100万円だったとします。
そのまま貯金していれば、貯金の金額は減ることはないので、10年後も100万円のままです。

 

しかし、10年後、物の値段が上がってしまえば、100万円の価値は下がっていまいます。

 

例えば、100円のジュースが、10年後150円に値上がりしたとします。
現在の100万円の貯金なら、ジュースを1万本買うことができます。

 

しかし、10年後になると話は変わってきます。

 

貯金は100万円のままで変わらないのに、ジュースの値段が150円に値上がりしているので、
6666本しか、ジュースが買えなくなってしまいます。

 

ちなみに日本政府は、物価上昇率(インフレ率)の目標を2%としています。
つまり、日本政府が毎年2%の値上がりを目指しているのです。

 

銀行に預けていても、毎年2%も増えません。
実質的な貯金の価値は年々減少していく可能性も考えなければなりません。

 

知りたい子
インフレなんて今まで考えたことなかったわ。
消費税もどんどん高くなっていて、実質的な値上がりは続いています。
ケント
知りたい子
たしかに、同じような買い物をしても前よりも値段が高くなって気がする。
未来のことは誰にもわかりませんが、未来に備えることなら誰にでもできます。
将来的なインフレに備えるためにも、今から少しずつ投資の勉強を始めるのは悪くない選択肢だと思います。
ケント
資産形成やお金の基礎的な勉強ができる書籍を紹介している記事もありますので、よければそちらも参考にしてみてください。
ケント

 

 

関連記事
お金の勉強
【お金の勉強】わかりやすくてスラスラ読める「お金」の本

続きを見る

 

 

年金や老後資金に不安を感じているあなたへ

 

「年金は将来もらえなくなる!」
「老後には2000万円必要!」

 

などの、ネガティブなニュースが毎日のように報道されています。

 

SNSを見れば、そういったニュースに過剰に反応している人がとても多いのが現実です。

 

この記事を読んでくださっているあなたは、ぜひ自分で考え自分で調べる癖を身に着けて下さい。

 

「年金は将来もらえなくなる!」 ⇨ 本当に年金はもらえなくなるのか?
「老後には2000万円必要!」 ⇨ 本当に2000万円必要なのか?

 

100人いれば100通りの人生があり、誰もが違う人生を歩みます。
なので、他人の意見をそのまま真似しても、あなたにとって正解なのかは、あなたにしかわかりません。

 

人の意見を参考にするのは大切ですが、最終的に決めるのはあなた自身です。
ぜひ、日頃から自分の頭で考える習慣を身に着けて下さい。

 

これからも、役立つ情報を発信していきますので、楽しみにしていて下さい。

 

ツイッターもやっています。
お気軽にフォロー、リプお待ちしております。
Twitter

-お金