
ダイエットはしたいけど、あんまり運動したくないな~と思っている人は多いと思います。
食事制限と運動、ダイエットには両方が欠かせないと思っていませんか?
食事の量を減らして、入ってくるカロリーを少なくする。
運動で消費カロリーを増やして脂肪を燃やす。
これがダイエットの基本だ!
こんな風に考えている人がほとんどだと思います。
しかし、この考え方は間違いです。
結論から言えば、運動しなくても体重を減らすことは可能です。
なぜなら、体重はほとんど食べ物の"質"で決まっているからです。
運動なしでも、痩せられる理由をこの記事では解説していきます。
根拠となる論文も紹介しています。
記事の流れ
- 運動なしでもダイエットは可能
- 運動は◯◯のためにしよう
運動なしでもダイエットは可能
私が運動なしでもダイエット可能と行っている理由はシンプルです。
運動によって消費されるカロリーは大したことない。
これだけです。
あなたはそれぞれの運動内容がどれくらいのカロリーを消費するか知っていますか?
運動した直後は、「これでめっちゃ脂肪が燃えたな~」という感じがするのですが、実はそんなに脂肪は減っていません。
運動のカロリー消費量(体重50キロの人が30分運動した場合)
- ランニング:約250キロカロリー
- ウォーキング:約110キロカロリー
- 自転車:約180キロカロリー
- 水泳:約220キロカロー
どうですか?
想像よりも多かったですか?
それとも、少なかったですか?
何キロカロリーとだけ言われても、ピンとこないと思いますので、脂肪を1キロ燃やそうと思うとどれくらいの運動量が必要なのかで計算してみます。
脂肪を1キロ減らそうと思うと7200キロカロリーを消費しなければならないので……
脂肪を1キロ燃やすのに必要な運動量(1日30分運動する場合)
- ランニング:約29日
- ウォーキング:約65日
- 自転車:約40日
- 水泳:約32日
これは脂肪だけがエネルギーとして使われた場合の計算です。
実際は、血液中のグルコースや筋肉もエネルギーとして分解されて使用されるので、脂肪はもっと減っていないことになります。
毎日30分ランニングしても、脂肪を1キロ減らすのに1ヶ月もかかることになります。
1年毎日休まず走っても、12キロしか減らない計算です。
努力量と結果が全然釣り合ってないように思います。
実際に、運動と体重減少を調べた研究でも
1週間で150分のちょっとキツめの運動をしても、有意な体重減少には不十分とコメントされています。
1週間で250分間運動すると、6か月で5キロで痩せることが予想されるそうです。(*1)
これらの結果から、運動で脂肪を燃やすことはかなり難しいことがわかります。
もちろん「私は毎日もっと運動できるし、絶対に運動で痩せてやる!」という人もいると思います。
そういった人を止める気はありませんが、ランニングはおすすめしません。
なぜなら、痩せにくくなるからです。
詳しくは別の記事で解説していますが、長時間のランニングを毎日していると痩せにくい体質になることがわかっているので、注意してください。
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ランニングでは痩せれない?ランニングでダイエットは難しい【痩せる運動も紹介】
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こう考えていると思いますが、違います。
食事の量は一切変える必要はありません、今まで通りの量で大丈夫です。
ダイエットのためには、食事の中身だけ変えれば良いのです。
私自身、普段実践している食事内容をご紹介します。
痩せるのための食事内容
- 加工食品を減らす
- 葉物野菜を多く食べる
- 発酵食品を食べる
これだけ、守っていただければ、自然と体重は減ってくるはずです。
私自身、食事内容を以前と変えただけ腹筋が割れました。
大切なので繰り返しますが、食事で大切なのは量ではなく質です。
食事制限をしても、痩せないことは科学的にも証明されています。
逆に、加工食品を減らしたり、発酵食品を多く食べたりすると痩せることが証明されているのです。
詳細は関連記事をご確認ください。
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【発酵食品のメリット】発酵食品で腸活|そもそも発酵食品とは
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運動は◯◯のためにしよう
ダイエットのために運動は必要ないという話をしてきましたが、"運動は一切しなくいい"という意味ではありません。
痩せるための運動は、する必要がありません。
しかし、運動することにはメリットが多くあるので、私は毎日運動することをおすすめします。
運動のメリット
- 基礎代謝が上がる
- ストレスが減る
- 頭の回転が早くなる
実は運動にはこんなにも多くのメリットがあるんです。
なので私も毎日運動しています。
基礎代謝が上がる
毎日少しでも運動していれば、運動していない人と比べて筋肉が付いてきます。
筋肉の量が増えれば、何もしていないときのエネルギー消費、つまり基礎代謝が上がります。
基礎代謝の上がる量はごくわずかですが、そのごくわずかな差が毎日続いていくので、バカにはできません。
そして、筋肉が付けば自然と姿勢も良くなり、見た目も引き締まった印象になります。
ボディビルダーのようにムキムキになる必要はありませんが、適度な筋肉があるほうが若々しい印象になります。
なので私は、筋トレすることをおすすめします。
筋トレはスポーツとは違い、続ければ誰でも結果がでるので自信もついてきて一石二鳥です。
あなたもぜひ、筋トレを初めてみてください。
自宅で簡単にできるて、ダイエット効果が保証されいる筋トレ方法を紹介している記事もありますので、興味があればそちらを参考にしてみてください。
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【脂肪が燃える!】ダイエットに最適な運動 HIIT|自宅でできて、有酸素運動よりも効果的
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ストレスが減る
「体を動したら、少しスッキリした」
こんな経験は誰でも1度はあると思います。
運動がストレス解消に効果的なことは、科学的にも証明されていていることです。
仕事や勉強などのストレスを感じていると、「休日にはゴロゴロしてストレスを解消しよう」と思いがちです。
ですが、実際には運動した方がストレス解消には効果的なんです。
たまにはゴロゴロするのは大切ですし、私も休日は家でゴロゴロしています。
ですが、ちょっとだけゴロゴロする時間を運動する時間に変えてみてください。
1日20分散歩するだけで、OKです。
特に朝、太陽の光を浴びながら散歩すれば、セロトニンと呼ばれる「幸せホルモン」が分泌されるので、幸せな気分になれます。
「幸せホルモン」と聞くと、怪しい宗教的な話かなと思われるかもしれませんが、科学的に説明できることです。
騙されたと思って、一度朝から散歩をしてみてください。
気分がスッキリしますよ。
頭の回転が早くなる
運動することで、頭が良くなる。
こんなこと突然言われても、なかなか信じられませんよね。
頭が良くなるためにはたくさん勉強したり、たくさん本を読んだりするしかない!
昔の私もそう思っていました。
しかし、運動に関する本を何冊か読んでいるうちに、その考えは変わりました。
特に、この本は面白かったです。
- 実際に、運動を取り入れた学校の成績がどのように伸びていったか
- 運動が脳にどのような影響を与えるのか
エピソードを交えて詳しく書かれてます。
受験勉強をしている学生、受験生の子供を持つ親御さんはぜひ読んでみてください。
そして、運動を受験対策として取り入れてください。
ずっと机にかじりついている、ライバルに差をつけるチャンスです!
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【参考文献】
(*1)
Petridou A, Siopi A, Mougios V.
Exercise in the management of obesity.
Metabolism. 2019 Mar;92:163-169.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30385379