
それとも複数持っておいた方がいいの?

この記事を読むとわかること
- 証券口座を複数持つメリット
- おすすめのネット証券
- ネット証券の使い分け方法
実際に複数のネット証券口座を利用して、株式投資を行っている私が解説します。
複数の証券口座を解説することで、株式投資は格段に便利になります。
自分の目的に合った、最適な組み合わせを見つける参考にしてみてください。

証券口座を複数持つメリット
株式投資の目的別に分けられる

株式投資の目的は様々です。
- 老後資金を貯めるため
- 短期間で資産を増やすため
- 投資信託を購入するため
- 配当金をもらって、生活の質を上げるため
- 株主優待をもらうため
- 特定の企業を応援するため
- 経済の勉強のため
人によって株式投資に求めるものは様々です。
そして、多くの人は複数の目的を持っていると思います。
例えば、私の場合だと
- 老後資金として投資信託の積立購入
- 配当金目的の高配当株投資
- 短期の米国株投資
などを行っています。
そして、目的別に証券口座を分けています。
目的が違う株を同じ証券口座で持ってしまうと、資産管理が難しくなって混乱します。
特に、長期投資と短期投資は分けるべきです。
長期投資であれば、「バイ&ホールド」で大丈夫ですが、短期投資であればある程度の頻度で売り買いをする必要があります。
短期投資は一時的に損失を出す場合もあります。
そんなときに、長期投資用の株も同じ証券口座で持っていたら、そちらの株を売って損失を補填しようとしてしまいます。
これはかなり危険です。
短期投資の恐ろしい点として、感情的になるとどんどんお金をつぎ込んでしまいます。
せっかく老後資金といて長期投資を行っていたとしても、短期投資で出た損失の補填に当ててしまうと、いつまで経っても老後資金は貯まりません。
そんなときに証券口座を分けていれば、安心です。
短期投資用の証券口座に入っている金額内での売り買いだけに制限していれば、損失がそれ以上拡大することはありません。
人間は思っているよりも感情的な生き物です。
いざ株を始めると冷静でいられなくなるときが誰にでもあります。
そんなときに複数の証券口座に資金を分散していれば、感情の暴走を抑えることができます。
使えるツールが増える

各ネット証券では、それぞれが便利なツールを作ってくれています。
これらのツールは、ネット証券に口座を開設することで使えるようになります。
つまり、複数の証券口座を開設することで、無料で使えるツールが増えるということです。
私は、楽天証券の「MarketSpeed」やマネックス証券の「銘柄スカウター」は便利なのでよく利用しています。
株主優待をされている方はSBI証券の「株主優待検索」は便利な機能だと思います。
自分の投資に役立つツールを提供してくれている証券会社を探して口座を開設しておきましょう。
そうすることで、あなたの投資効率は格段に向上すると思います。
比較できる

1つの証券口座しか持っていないと、他社と比較することができません。
各種手数料や画面の見やすさなど、証券会社によって様々です。
どの証券会社も良いところと悪いところがあり、株式投資の内容によって向き不向きが分かれます。
私の例で言うと、楽天証券で米国株の個別株取引をしていましたが、いろいろと制約が多く不便に感じていました。
現在は、マネックス証券で取引を行っており、米国個別株に関してはマネックス証券の方が優れていると思います。
楽天証券も、メインの長期積立用の口座として利用しています。
このように、複数の証券会社で口座を開設し比較することで、その特徴がわかってきます。
記事後半では、私が使っている証券会社のメリットを順番に紹介していこうと思います。
あんたの証券会社選びの参考にしてください。
おすすめのネット証券3選
楽天証券

楽天証券は初心者でも扱いやすいのが特徴です。
操作画面も他のネット証券と比べると、直感的に操作しやすくなっています。
手数料も業界最安値水準で問題ありません。
楽天銀行と連携できたり、楽天カードで投資信託を購入できるなど、楽天サービスを多く利用している人には非常に便利です。
株初心者に1つだけネット証券をおすすめするとしたら、楽天証券をおすすめします。
こんな人におすすめ
- 株式投資初心者
- 楽天サービスを多く利用している
SBI証券

口座開設数がもっとも多いネット証券会社で、あなたも1度は目にしたことがあると思います。
業界最安値水準の手数料や、取り扱っている商品も多いため便利です。
SBI証券の特徴は、ETFの定期買付を設定することができることです。
ETFを利用して、長期の資産形成を考えている人には、最適な証券会社だと思います。
また、住信SBIネット銀行を利用することで、為替手数料も「1ドル:5銭 ⇨ 0.4銭」に安くすることもできます。
米国株取引などで、頻繁に日本円をドルに変える必要のある人には嬉しいサービスです。
ちなみに、取引を行うことによってTポイントも貯まります。
こんな人におすすめ
- ETFの積立投資をしたい
- 為替手数料を安く抑えたい
マネックス証券

マネックス証券の特徴は米国株に強いことです。
楽天証券やSBI証券と比べても、米国株の取り扱い数が多いです。
多くの日本の証券会社だと、日本株に比べて米国株の取引には制限が多くかかっているのが一般的です。
しかし、マネックス証券であればそういったストレスを感じることなく米国株投資をすることができます。
- 米国株のスクリーニング
- リアルタイム取引
- 時間外取引
- 複雑な注文方法
- 指値の期限が90日
他の証券会社にはない米国株に特化した便利な機能があり、非常に便利です。
米国の個別株に投資するなら、現状マネックス証券一択だと思います。
こんな人におすすめ
- 米国個別株に投資したい
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