海外旅行に行きたい!でも、時差ボケが心配。
お金を貯めて、念願の海外旅行!
海外旅行の前にはいろいろ調べますよね。
- 世界遺産
- 異国の町並み
- 有名な建物
- 人気のお店
- などなど
調べているだけで、ワクワクしてきます。
私も初めての海外旅行の前日は、全然眠れませんでした。
(おかげで、機内では眠れました)
でも、反対に不安もありますよね。
- 治安
- 言葉
- 食事
- などなど
特に初めての海外旅行ならなおさらです。
ワクワクと不安が同じぐらいあるでしょう。
不安の中でも、気にする人は気にする「時差ボケ」
日本で生活しているだけでは、けっして出会わない謎の現象。
それが「時差ボケ」です。
時差ボケの症状は人それぞれで
- 眠れない
- 頭が痛い
- 食欲がでない
- 風邪のような症状
代表的な症状は、このような形で表れます。
私の周りでも、時差ボケにかかった人は多くいます。
だいたいは軽い体調不良で済んでいますが
せっかくの海外旅行なのに、時差ボケのせいで心の底から海外旅行を楽しめなくなってしまっては残念です。
そんなことにならないための方法をお教えします。
ズバリ、「メラトニン」です。
記事の流れ
- 時差ボケの原因
- 時差ボケの解決策
時差ボケの原因
そもそも、時差ボケって何でなるの?
疑問に思いますよね。
"時差"が関係していることは、文字からなんとなくわかるけど、よくわからない。
普通はみんなそうだと思います。
私も昔は、もちろん知らなかったです。
時差ボケの原因を簡単に言うと
「体内時計」と「実際の時間」のズレが原因です。
これだけ言われても、ピンときませんよね。
「実際の時間」はそのままの意味で、時計の時間のことです。
問題は「体内時計」です。
言葉は、なんとなく聞いたことがあるかもしれません。
ですが、詳しくは知らないのではありませんか?
まずは「体内時計」について、簡単に説明します。
「体内時計」は、別名「サーカディアン・リズム」と呼ばれています。
私達人間を含めた生物は、基本的に24時間を1日としたリズムで生きています。
人間のように昼間に活動する動物は、朝に起きて夜は眠ります。
逆にコウモリのような夜行性の動物は、夜に起きて昼に眠ります。
昼に動くか、夜に動くかの違いはありますが、どちらにしても1日のリズムは決まっていますよね。
この決まったリズムがサーカディアン・リズム、つまり体内時計です。
普通に生活していれば、体内時計と実際の時間がズレることはありません。
しかし、人類が高速で移動できるようになった現代では、ズレることがでてきました。
つまり飛行機が速すぎるから、時差ボケは発生するのです。
船や鉄道でゆっくり海外に移動しても、時差ボケは発生しません。
日本からイタリアに旅行するとして、考えてみましょう。
考える条件
- イタリアとの時差:8時間(日本の時間が進んでいる)
- フライト時間:13時間
あなたは朝の10時に、日本からイタリアへ出発しました。
イタリアまでは、13時間かかります。
長いフライトを終えて、ようやくイタリアに到着しました。
その時の時刻は、23時……ではありません。
イタリアの時間は15時です。
イタリアの時間は日本よりも8時間遅いので、時間が巻き戻ったようになります。
1日が長くなってラッキーと思うかもしれませんが、体には問題があります。
それが、体内時計のズレです。
イタリアに付いた時点でのあなたの体内時計は23時です。
(10時に出発して、13時間後に到着)
しかし、イタリアに着いてみると外は明るく、時計もまだ15時です。
つまり、あなたの体的には23時なので、ちょっと眠くなってくる時間です。
でも現地時間は15時で、外はまだまだ明るい時間です。
このギャップが、「時差ボケ」を生むのです。
完全に昼夜逆転の状態です。
眠りたい時間に眠れない、起きていたい時間に眠くなる。
このことが様々な体調不良を引き起こします。
せっかくの旅行が台無しです。
ローマのコロッセオを見ても、ヴェネツィアの美しい運河を見ても眠いのです。
本場のパスタやピザを食べようと思っても、食欲がわいてこない。
控えめに言っても、最悪です。
高い旅行代金、貴重な休暇を使ってたのに、心の底から楽しめないでは意味がありません。


人間の体には、もともとサーカディアン・リズムを調整する機能がそなわっています。
私達は太陽をあびることで、サーカディアン・リズムを調整することができるのです。
しかし、その昨日は限定的で「1日1時間」しか調整できないと言われています。
日本とイタリアの時差は8時間なので、8日かかる計算です。
やっと、現地時間と体内時計が合ってきたら、もう帰国のタイミングです。
それでは意味がありません。
私達は、できるだけ早く現地の時間に、体のリズムを合わせたいのです。
手っ取り早い解決方法は、現地時間の夜に眠くなればいいのです。
時差ボケの解決策
夜眠るのが解説策だと言われても、どうやってコントロールしたら良いのかわかりませんよね?
時差ボケのせいで、夜にしっかり眠れない状態になり、その影響で昼は眠い。
それを「眠って解決しろ」と言われても、「できないから困ってるんだ!」と言われても仕方がありません。
夜に無理やり眠ろうと思って、睡眠薬を飲む人がいますが、基本的にはおすすめしません。
睡眠薬には、人体に悪影響を及ぼす可能性があるものが入っているからです。
有名な睡眠薬の成分
・ゾピクロン:(副作用) 倦怠感 、 脱力感 、 転倒
・エスゾピクロン:(副作用)味覚異常、頭痛、口が渇く
上のような副作用が現れる可能性があり、特に高齢者は注意が必要です。
高齢者は、薬を体の外に出す機能が弱くなているので、副作用が出やすくなるからです。


メラトニン
メラトニンとは、夜になるにつれて分泌されるホルモンで、私達を眠りに誘導しているホルモンです。
周りが暗くなると、脳の松果体(しょうかたい)と呼ばれる場所からメラトニンが分泌されます。
そして、徐々に体内のメラトニン量は増えていき、眠るまで増えていきます。
そして、眠気を感じた私達が眠ると、その後は徐々に少くなっていきます。
つまり、メラトニンは私達が眠りにつくのをコントロールしているのです。
時差ボケのあなたは夜になっても、体内のメラトニンの量は少ないままです。
これが、夜眠くならない原因です。
逆に言えば、体内のメラトニンの量を増やしてやれば、眠くなるのです。
つまり、メラトニンのサプリメントを摂取すれば、自然と眠気がやってくるということです。
会話:理屈はわかったけど、メラトニンのサプリメントなんて見たことないわ
会話:見たことがないのは当然です。日本ではメラトニンを製造・販売することは認められていないのです。
日本の薬局やドラッグストアでは、メラトニンを買うことはできません。
でも、安心してください。
インターネットが発達した現代であれば、メラトニンを簡単に手に入れることができます。
いくつか方法はありますが、私が普段使用している方法をご紹介します。
「iHerb」という、ネットショピングサイトをご存知でしょうか?
アメリカの有名なショッピングサイトで、主に食品やサプリメントを取り扱っています。
最近では日本でも、コスメ商品を買うために利用している人が増えているそうです。
アメリカは日本と違い、国民皆保険制度がなので、簡単に医師に見てもらうことができません。
そのため、日本よりもサプリメント市場が大きく、その種類は豊富です。
そして、そのサプリメント大国アメリカで売られているサプリメントを日本で簡単に買えるサイトが「iHerb」です。
日本語にも対応しているので、安心して買い物することができます。
基本的には、Amazonや楽天と同じように使うことができます。
注文してから、到着するまで1~2週間かかりますので、必要なら早めの注文をおすすめします。
日本では聞き馴染みのないメラトニンですが、世界的には使用している人は多くいます。
国際線のパイロットや客室乗務員といった、時差の影響を多く受ける職業の人には人気のあるサプリメントです。
また、時差ボケ対策だけでなく日常生活でも、メラトニンは使えます。
私は
- 寝付きが悪い時
- 長い時間昼寝をしてしまったとき
メラトニンを飲んでています。
飲んだ後1時間ぐらいで、軽い眠気がやってくるので、そのまま布団に入れば眠れています。
メラトニンは睡眠薬のように、強制的に眠らせるような効果はありません。
人間が自然に分泌するホルモンです。
なので、メラトニンの副作用は非常に少ないと言われています。
しかし、初めて使用する場合は3mg以下のものを使用するのが安全でしょう。
少ない量から初めて、自分に合った量を使用してください。
それでは、良い旅と睡眠を~