


この記事を読むとわかること
- アメリカが日本よりも、投資先として優れている理由
- 日本がアメリカよりも、投資先として劣っている理由
- 投資先がアメリカの投資信託に投資するデメリット

この記事を読めば、日本とアメリカの市場の違いがザックリと理解できるようになります。
株や投資信託の購入に悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

もくじ
【投資信託】日本株よりアメリカ株の方が良い理由3選


- 人口が増えている
- 世界的に有名な企業が多い
- 株主を大切にする文化

人口が増えている



人口が増加するということは、お金を使う人が増えるということです。
つまり、それだけビジネスチャンスがあり、会社が成長する可能性が高いということです。
ご存知の通り、日本の人口は減少しますが、アメリカの人口は増加します。
アメリカの人口が増える ⇨ 経済が成長する ⇨ アメリカ企業の株価が上がる ⇨ アメリカ株に投資している投資信託の価格が上昇する
こういった流れです。
世界的に有名な企業が多い



GAFAMとは……Google,Amazon,Facebook,Apple,Microsoftの頭文字をとった造語

Trading Viewより引用
上のグラフはアメリカの主要株価指数「S&P500(オレンジ色)」と、日本の「日経平均株価(青色)」を比較したグラフです。
ご覧の通り、過去5年の株価の推移を比べてみると、「日経平均株価」が約30%上昇しているのに対して、「S&P500」が約80%上昇しているのがわかります。
直近5年の実績から考えても、アメリカ株の方が成長していることがわかります。
(ちなみに、S&P500に連動するファンドを買うことは、投資信託の正解の1つとされています。)
GAFAMなどの世界的な大企業で働くことは難しいですが、株主になることは可能です。
株主になれば、企業の成長の恩恵を株価という形で受け取ることができます。
アメリカに投資することで、アメリカの世界的大企業の成長に乗っかることができ、資産を増やすことが可能ということです。
株主を大切にする文化




配当金とは……企業が利益の1部を株主に還元するお金

配当金の金額を増やすことを「増配」と言います。
アメリカには、30年以上増配し続けている企業が80社以上存在します。
毎年、毎年、株主に還元する金額を増やしてくれる、株主にとってはありがたい企業です。
日本でも有名な企業だと、「コカ・コーラ」も有名な増配企業ですね。

連続増配株(上位12社)




日本で30年以上の連続増配をしているのは、「花王」だけです。
80社と1社、それくらい日本の企業とアメリカの企業の株主に対する姿勢は全く違います。
資産を増やすためには、株式に投資している投資信託を買う必要があります。
株主に対しての還元意識がある企業に投資した方が、あなたが受け取ることができる金額も大きくなります。
日本株がアメリカ株に負ける理由




そうすることで、日本かアメリカかどちらが良いのかを判断しやすくなると思います。

成長の鈍化







株でも、投資信託でも、成長に期待して投資することが基本になります。
より大きく成長する可能性が高い場所に投資するのは、資産を増やすためには必要なことです。
資産形成の成功確率を少しでも上げるために、より成長が期待できる国に投資するほうが得策だと考えられます。
少子高齢化





「お金を使う世代が減る」と、経済に活気がなくなります。
なぜなら、お年寄りよりも若い人の方がお金を使う機会が多いからです。
若い人の方が大きなお金を使うイベントは以下のようなものが代表的です。
- 結婚
- 車
- 住宅
- 子供の教育
どれも大きなお金が動くイベントですよね。
つまり若い人が多い人の方が、
「消費が活発になる ⇨ 経済が回る ⇨ 経済が成長する」ということです。
ちなみに、若い人が多く、経済にとってプラスになる人口構成を「人口ボーナス」
日本のように少子高齢化が進み、経済にとってはマイナスになる人口構成を「人口オーナス」と呼びます。
日本では少子高齢化が進み、若者の人口が減少し、お年寄りの人口が増え続けます。

人口ピラミッド_日本
投資信託は長期運用が基本となります。
少子高齢化が進む日本経済は、長期的に見て成長をするかは、かなり怪しいです。
つまり、日本株や日本へ投資している投資信託の価格が上昇するかも、かなり怪しいということです。
株主軽視
日本の会社は株主への還元意識が低いことで知られています。






株式を発行して株式会社という形をとっている以上、会社は株主のものです。
これは資本主義の基本的なルールです。
ですが、日本にはこの文化はまだまだ根付いていません。
利益が出ても、内部留保として社内に貯め込んでしまう会社がほとんどです。
記事前半でも触れましたが、30年以上連続で増配している企業は花王しかありません。
データからも日本企業の株主還元の意識の低さが分かります。
アメリカなどの外国に投資する際の注意点






為替とは……自国通貨(円)と外国通貨(ドルやユーロなど)との交換比率のこと。




ある時点で、「1ドル=100円」だったとしてます。
それぞれ、どうなったら円高で、どうなったら円安なのか?
答えは、以下の通りです。
円高:「1ドル=100円」 ⇨ 「1ドル=50円」
円安:「1ドル=100円」 ⇨ 「1ドル=200円」
日本円の価値が上がる ⇨ 少ない日本円でドルが買える ⇨ 円高
日本円の価値が下がる ⇨ ドルを買うのに多くの日本円が必要になる ⇨ 円安



「1株:100ドル」から「1株:120ドル」になったら、20ドル儲かったことになりますよね?
日本株の場合だと、これだけ考えれば良いのですが、海外の場合だとここから為替を計算することになります。
「1株:100ドル」から「1株:120ドル」に上がっているときに、同時に円高が進んで「1ドル=100円」から「1ドル=80円」になったとします。
その際に受け取れる、金額を日本円で計算すると以下の通りになります。
前:「1株:100ドル」、「1ドル=100円」 ⇨ 「1株=10000円」
後:「1株:120ドル」、「1ドル=80円」 ⇨ 「1株=9600円」
このようにドルベースだと株の価格は上がっているのに、日本円に直すと、株価が下がっている現象が起こります。
これが為替リスクです。
もちろん逆に円安が進めば、株価が上がらなくても利益を得ることもできます。
前:「1株:100ドル」、「1ドル=100円」 ⇨ 「1株=10000円」
後:「1株:90ドル」、「1ドル=120円」 ⇨ 「1株=10800円」
このように海外に投資する場合は、株の値動きだけでなく、為替にも注意する必要があるということです。
【まとめ】日本とアメリカ、投資比較


記事の内容まとめ
- 日本よりもアメリカの方が投資先としては優れている
- アメリカは今後も成長する可能性が高く、株主還元にも積極的
- 日本は今後成長する可能性が低く、株主還元にも消極的
- 海外に投資する場合は、為替リスクに注意




ツイッターもやっています。
お気軽にフォロー、リプお待ちしております。
Twitter