
そもそも、高配当株って何なの?
安定的に資産を増やしていけるのが高配当株投資の魅力です。
今回は、そんな高配当株投資の初め方について解説してきます。

この記事を読むとわかること
- 高配当株投資のやり方
- 高配当株投資のメリット・デメリット
- インデックス投資との比較
高配当株投資は、年金が少なくなってきている現代において最も注目されている投資方法の1つです。
高配当株投資を上手に行うことができれば、自分だけの自分年金を作ることができます。
そして、その自分年金の金額は、国が用意していくれる年金額よりもずっと大きくできる可能性があります。
株についてのまったくの初心者からでも、少しずつ勉強していくことで誰でも1000万円以上のまとまった資産を作ることも可能です。
ぜひ、この記事を最後まで読んで高配当株投資の第一歩を踏み出してみてください。
貯金だけの未来よりも、豊かな未来を迎えられることは間違いないです。
高配当株投資のやり方・初め方
高配当株投資の初め方は非常にシンプルです。
手順としては以下の通りです。
- ネット証券を開設する
- 証券口座に入金する
- 高配当株を買う
- 配当を受け取る
- 配当を再投資する or 使う
まず最初の証券口座の開設ですが、絶対にネット証券にしてください。
店舗型の証券会社で証券口座を開設することも可能ですが、デメリットしかないのでおすすめできません。
ネット証券であれば、自分の好みで選んでいただいて大丈夫ですが、個人的なおすすめとしては「楽天証券」と「SBI証券」をおすすめしています。
実際に私も使っていて、非常に便利で各種手数料も安いです。
すでに証券口座をお持ちの方は、そちらの証券口座を使っていただいて大丈夫です。
証券口座に入金をして、株を買う準備ができたら、あとは高配当株を買うだけです。
一般的に高配当株と呼ばれる株は「配当利回りが4%以上の株」を指していることが多いです。
「配当利回り」とは、年間の配当金の金額を株の金額で割ったものです。
株価が100万円で、配当金が年間で5万円だった場合の配当利回りは5%です。
日本株で有名な高配当株は、「JT(2914)」、「NTT(9432)」、「KDDI(9433)」など
米国株では、「コカ・コーラ(KO)」、「プロクター・アンド・ギャンブル(PG)」、「エクソン・モービル)(XOM)」などが有名です。
※配当利回り4%以下含む
絶対に配当利回りが4%以上の株を選ばなくてはいけないという訳ではありません。
後述しますが、配当利回りが高すぎる株も危険です。
そして、どうやって配当金を受け取れば良いのか?
答えは、ただ待っているだけです。
配当金を受け取るのに手続き等は必要ありません。
ただ株を持っているだけで、自動的に配当金は証券口座に振り込まれます。
特別な手続きをする必要はありません。
思っていたよりも簡単に初められることがわかったと思います。
次は気になる高配当株のメリット・デメリットを見ていきましょう。
高配当株にももちろんデメリットは存在します。
キチンとメリット・デメリットの両方を確認してから投資は始めるようにしましょう。
高配当株投資のメリット・デメリット
メリット
- 頻繁に売買する必要がない
- 配当金は比較的読みやすい
- 投資先は成熟した企業であることが多い
- 一定期間ごとにお金が入ってくる
- 続けやすい
高配当株投資が初心者にもおすすめできる理由の1つが、頻繁に株の売り買いをする必要がないという点です。
株の売買には一定以上の知識と経験が必要になります。
初心者が頻繁に売買したとしても、相場の波や手数料に負けて損をするのがオチです。
そのため、株を買って持ち続けることを目的とした高配当株投資は初心者にもおすすめできる投資スタイルと言えるでしょう。
その他にも、株の値動きと違って配当金の金額は読みやすこともあります。
株価は誰でも予想できませんが、配当金の金額は企業の業績からある程度予想することができます。
投資先が大手の成熟企業になることも多いので、そこも安心材料です。
毎日株のチャートを眺めなくても、安心して続けることができるのが高配当株投資の魅力です。
仕事などで忙しい方にも高配当株投資は向いていると思います。
デメリット
- 圧倒的なパフォーマンスは期待できない
- 配当金を再投資しないと複利の効果を得られない
- 長期投資が基本となる
高配当投資のデメリットとして一番言われているのが、圧倒的なパフォーマンスを出すことができないことです。
高配当株投資は、その名の通り高配当の株を買って、配当金を受け取ることによって資産を増やしていく投資スタイルです。
そのため、1年で資産を2倍にしたり、10年で資産を10倍にすることはできません。
短期間で資産を増やしたい方向けの投資ではありません。
そして、受け取った配当金の使い方も重要になってきます。
受け取った配当金で、再び株を買うことで高配当株投資は力を発揮します。
配当金を遊ぶために使ってしまうと、複利の効果を活かすことができないからです。
複利については別記事を参照ください。 続きを見る
【単利と複利の違い】わかりやすい図やグラフで解説
高配当株投資によって資産の最大化を狙うのであれば、配当金再投資は外すことができません。
受け取った配当金を長期的に再投資し続けることで、受け取れる配当金が年々増えていきます。
配当金を日々の暮らしを充実させることに使うことも良い選択だと思います。
しかし、老後資金のために投資を初めたのであれば再投資することをおすすめします。
高配当株投資はインデックス投資よりも難しい
初心者向けの投資方法の1つに「インデックス投資」があります。
インデックスファンドに積立投資をして、資産を増やしていく方法です。
「インデックス投資」と「高配当株投資」どちらも比較的リスクの少ない安定した投資スタイルで、初心者におすすめされていることも多いです。
では、どちらの方がより簡単なのか?
簡単なのはインデックス投資です。
インデックス投資は毎月決まった金額で、決まった時期に投資信託やETFを買っていくので、投資タイミングを選ぶ必要がありません。
しかし、高配当株は違います。
高配当株投資は株の購入タイミングを選んで投資をする必要があります。
なぜなら、配当利回りは日々変化するからです。
もう一度、配当利回りの計算式を見てみてください。
分母に株価があると思います。
株価は日々変化します。
株価が上がれば配当利回りは低くなるし、株価が下がれば配当利回りは高くなります。
そのため、株価が割安になったタイミングで株を購入することが大切になってくるのです。
株価が2倍に値上がって、配当金がそのままなら配当利回りは半分になってしまいます。
投資タイミングの見極めが高配当株投資のパフォーマンスに影響するのは覚えておいてください。
そして、配当利回りが高すぎるのも危険です。
高すぎる配当利回りの裏には何かがあります。
10%を超えるような超高配当株も存在します。
しかし、そこで「メッチャ高配当じゃん!ラッキー♪」と思って買ってしまってはいけません。
高すぎる配当利回りには何か理由が絶対にあります。
- 株価が暴落している
- 一時的な株主へのアピール
- 成長が期待できない
- 業績が悪化している
- ビジネスモデルに安定感がない
中には、赤字を出しているのに高額な配当金を払っている会社も存在します。
お家騒動で話題となった大塚家具(8186)が良い例です。
業績は右肩下がりで、株価も下がり続けていることがわかります。
配当利回りは2020年12月4日時点で、20%を超えています。
しかし、絶対に買ってはいけない株です。
いくら配当金をもらえたとしても、肝心の株価が下がり続けていたり、業績が悪化している企業の株を買ってはいけません。
最後に|高配当株について
高配当株は、インデックス投資と比べると難易度が高い投資方法です。
それでも、高配当株はは自動的にお金が振り込まれる仕組みを作ることができる魅力があります。
年金が期待できない今、自分が働かなくてもお金が増えていく仕組みを作ることは非常に大切です。
そのための方法として、高配当株投資は比較的ハードルが低く、ネット証券だけで行うことができるやりやすい投資です。
今回紹介したデメリットや難しい点も、少しずつ勉強していくことで解決することができる内容です。
最初は少し面倒くさく感じるかもしれませんが、将来豊かな生活をするためだと思えば、安いものです。
少しづつでも続けていくことで、確実に今よりも豊かな生活に近づいていきます。
資産運用は早ければ早いほど有利になります。
ぜひ、この記事を読み終わってすぐに投資を初めてみてください。
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