
ヨーグルトが健康やダイエットに効果があることはよく知られています。
最近の健康志向の影響で、数多くの種類のヨーグルトが発売されています。
いざ、ヨーグルトを買おうと思って、スーパーのヨーグルトコーナーを覗くと、ある疑問がわいてきます。
「脂肪ゼロのヨーグルトって何?」
同じメーカーの同じ名前の商品でも、「普通のヨーグルト」と「脂肪ゼロのヨーグルト」、2つのバージョンが売られていることがあります。
なんとなく脂肪ゼロの方が健康に良さそうだけど、牛乳から作られてるのに脂肪ゼロってどういうこと?
色々な疑問がわいてくると思います。
この記事では、そういった疑問に答えつつ、ヨーグルトの選び方について解説しています。
この記事を読むとわかること
- 脂肪ゼロのヨーグルトって、どうやって作られるの?
- 味に違いはあるの?
- どっちの方がダイエットにいいの?
- ヨーグルトを食べる時のポイント
こんな疑問を持っている人向けの記事になっています。
ヨーグルトについて、ちょっとだけ詳しくなりたい方は最後までご覧になってください。

もくじ
脂肪ゼロのヨーグルトって、どうやって作られるの?|材料に違いがある

脂肪がまったく入っていないヨーグルトと聞くと、なんだか不思議に思いませんか?
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れて、発酵させることによってできる食べ物です。
牛乳には脂肪が含まれているので、牛乳を使って作られるヨーグルトに脂肪が入っていないのは不自然ですよね。
牛乳に入っていた脂肪はどこにいったのでしょう?
その疑問の答えは、脂肪ゼロのヨーグルトの原材料にあります。
脂肪ゼロヨーグルトの作られ方
実は脂肪ゼロのヨーグルトは、牛乳をそのまま使って作られたヨーグルトではないんです。
普通のヨーグルトは牛乳(生乳)を使って作られますが
脂肪ゼロのヨーグルトは無脂肪牛乳を使って作られています。
無脂肪牛乳は、生乳から脂肪分を取り除いて、脂肪分を0.5%未満にしたものです。
つまり、脂肪ゼロのヨーグルトの作られ方は、
パッケージ裏の原材料名を見ても、「乳製品」と書かれています。
牛乳の段階で加工がされているとことです。
脂肪ゼロヨーグルトにも脂肪が入っている?
脂肪ゼロヨーグルトの特徴が「無脂肪牛乳」を使って作られたヨーグルトであることはわかりました。
ですが、ここで1つだけ注意点があります。
脂肪ゼロヨーグルトだからと言って、脂肪が完全に入っていない訳ではないんです。
それは、表示のマジックが原因です。
脂肪が少しだけ入っていても、「脂肪ゼロ」や「無脂肪」と表現してもOKなんです。
法律上、製品100グラムあたり脂肪の量が0.5グラム以下であれば、「脂肪ゼロ」や「無脂肪」と書いくことが許されています。
どうしても脂肪分を摂りたくない場合は、しっかりと「栄養成分表示」を確認するなどしてチェックしましょう。
脂肪ゼロのヨーグルトはダイエット向き?|違いはあるのか?

やっぱり、脂肪ゼロの方がいいの?

普通のヨーグルトの方がいい理由
- あんまり美味しくない
- 脂肪ゼロのヨーグルトは、いろいろと足されていることが多い
- 脂肪が入っている方が、ダイエットにはいい
脂肪ゼロのヨーグルトの罠
プレーンの脂肪ゼロのヨーグルトを食べたことはありますか?
一度食べたことがあるならわかると思いますが、味が薄くて酸っぱいです。
正直、私は美味しいとは思いませんでした。
牛乳を飲んだあとに、低脂肪乳を飲むと味が薄くて物足りない感じがすると思います。
脂肪ゼロのヨーグルトは無脂肪牛乳から作られるので、やはり物足りない感じがします。
そして、販売メーカーはそのままでは売れないことがわかっているので、美味しく感じるようにいろいろと足しています。
- 砂糖
- 人工甘味料
- カットされたフルーツ
パッケージ裏の表示を詳しく見てみると、脂肪ゼロの方が炭水化物量が多いことがあります。
これは、脂肪ゼロの物足りなさを砂糖などの甘みでカバーしようとしているからです。
脂肪ゼロのヨーグルトを選ぶ人のほとんどが、体重や体型を気にしていると思います。
ダイエットのために脂肪ゼロを選んだとしても、砂糖を多くとってしまっては意味がありません。
買う前に、一度ヨーグルトのパッケージ裏の原材料を確認してください。
砂糖、果糖ぶどう糖液糖、ゼラチン、加工デンプン、増粘多糖類、香料、甘味料
これらが全て入っている、脂肪ゼロヨーグルトも売られています。
食べ続ければ、確実に太る原因になるので注意してください。
特に人工甘味料は腸内環境に悪い影響を与えます。
ヨーグルトを食べて腸内環境を良くしようと思っても、人工甘味料が入ってヨーグルトを食べ続けても腸内環境は良くなりません。
しっかりと自分で、原材料表示を確認するクセを付けましょう。
脂肪が入っている方が、ダイエットにはいい?
脂肪が多く入っていると太る原因になるから、脂肪ゼロのヨーグルトの方がいい。
と、思っていませんか?
実はそんなことはなくて、自然な脂肪を多く食べた方が痩せることが知られています。

「地中海式ダイエット」は最近注目されているダイエット方法で、
今までのダイエット方法とは逆に、脂肪を多く含んだ食事をする方法です。
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有名ダイエットを比較してみた【メリットとデメリットのまとめ】
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実際、脂肪を多く含んだ食事をすることで痩せることは科学的にも認められていてるので、わざわざ脂肪ゼロのヨーグルトを選ぶ必要はないと思います。
結論:普通のヨーグルトを食べましょう
おすすめのヨーグルト
「普通のヨーグルトを食べましょう」と言っても、ヨーグルトの種類はとても多いです。
普通のスーパーでも20種類以上のヨーグルトが売られています。
その中から、どうやって選んだらいいのかをご紹介します。
「生乳100%ヨーグルト」もしくは「砂糖不使用のプレーンヨーグルト」を選びましょう。
ヨーグルト選びのコツ
パッケージの表には、いろいろな情報が書かれています。
- ◯◯配合で健康的
- フルーツたっぷりで~~~
基本的にパッケージの表面は見なくてもいいです。
大事なのは"裏面"です。
「◯◯配合で健康的」と書かれていても、裏の原材料には砂糖や人工甘味料が使われているものがあります。
特に"フルーツが入っているヨーグルト"は注意が必要です。
ほとんどの"フルーツが入っているヨーグルト"には、砂糖や人工甘味料が足されているので、全然健康的ではありません。
どうしてもフルーツ入りのヨーグルトが食べたいなら、自分でフルーツを買って後から入れることをおすすめします。
砂糖や人工甘味料が使われていない、自然なものが一番健康には良いです。
なので、「生乳100%」のヨーグルトを選ぶのがベストです。
生乳と乳酸菌だけで作られているので、健康に悪い成分が後から足されていることはありません。
なので繰り返しですが、「生乳100%」が一番良い選択でしょう。
「生乳100%」以外なら、「砂糖不使用のプレーンヨーグルト」でも良いと思います。
ただし買う前に、パッケージ裏の原材料は確認してください。
生乳、乳製品以外のものが書かれているのなら避けたほうがいいでしょう。
豆乳から作られるヨーグルト|牛乳との違い
また、最近では牛乳以外から作られているヨーグルトも売られています。
なかでも、豆乳から作られるヨーグルトは人気があり、スーパーでも売られるようになってきました。
豆乳ヨーグルトには、牛乳から作られるヨーグルトとは違ったメリットがあります。
- 食物繊維が豊富
- 乳製品アレルギーでも大丈夫
乳製品アレルギーでヨーグルトが食べられなかった人にもおすすめできる商品になっています。
私はあまり大量の乳製品を食べてしまうとお腹がゆるくなってしまうので、最近は豆乳ヨーグルトを食べいます。
牛乳のヨーグルトは違った美味しさがあって、健康にも良いのでおすすめです。
豆乳ヨーグルトについては、別記事で実際に食べてみたレビューを書いているので、興味があればご覧になってください。
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豆乳ヨーグルトのレビュー、おすすめ商品も紹介
続きを見る
脂肪ゼロヨーグルトについて、解説してきましたがいかがでしょうか?
できるだけわかりやすく解説したつもりなので、ざっくりとでもわかっていただけたのであれば幸いです。
このブログでは、他にも「ダイエット」について解説しています。
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最後までありがとうございました。