
「ETF」って何なんの?投資信託の仲間なの?
つまり、投資信託の1種ですね。


上場していることによる差をこの記事では説明していきます。

この記事を読むとわかること
- 投資信託とETFの違い
- ETFのメリット・デメリット
- ETFを買うほうがお得な人の特徴
上記の項目について、わかりやすく簡単に解説していきます。
投資初心者なら絶対に知ってくおくべき内容なので、この記事でサラッと学んでしまいましょう。
この記事は約4分で読むことができます。
たったそれだけの時間で、あなたはETFを買うかどうかを自分で考えられるようになります。
投資は自己責任です。
自分でしっかりと判断できるようになりましょう!

もくじ
ETFと投資信託の違い


ETFと投資信託の大きな違いは4つあります。
- ETFは普通の株と同じで、リアルタイムで値段が変動する
- ETFは積立投資ができない
- ETFはタコ足配当(特別分配金)が出せない
- 信託報酬はETFの方が安い傾向
1つ1つ順番に解説してきます。
ETFは普通の株と同じで、リアルタイムで値段が変動する
ETFは”上場している投資信託”という話を記事冒頭でしました。
上場しているということは、普通の株と同じ用に株式市場が開いている間はリアルタイムで値段が変動するということです。
もっと簡単に言うと、トヨタや任天堂の株と同じ用に買ったり売ったりできる投資信託がETFです。

出典:TradingView
上の画像は、私が買っているETFの1日の値動きを表したチャートです。
1日の間に値段が大きく上下していることがわかります。
普通の投資信託は、株式市場が閉まった後に1日1回基準価格(投資信託の値段)が決まる仕組みになっています。
なので、株式市場が開いた瞬間に注文するのと、閉まる直前に注文をした場合だと
ETFの場合は値段が変わり、投資信託の場合は値段が変わらないことになります。
あなたが想像する株のイメージはETFの方が近いと思います。
ETFは積立投資ができない
ETFは積立投資ができません。
毎月コツコツと投資信託の積立をしている人もいると思います。
ですが、ETFは普通の投資信託と違い積立投資することができなくなっています。
(1部の証券会社を除く)
なので、ETFを買おうと思ったら自分で値段やタイミングを見て買う必要があります。
値段が必要以上に上がっているときは買わずに、お手頃な値段になってきたら買うということもETFなら可能です。
ETFの方が、購入する際の自由度は高いと言えるでしょう。
ETFはタコ足配当(特別分配金)が出せない
ETFはタコ足配当(特別分配金)が出せないようになっています。
タコ足配当(特別分配金)とは、利益が出ていないにも関わらず、元本部分を切り崩して分配金を出す方法のことです。
毎月分配型投資信託などの多くは、このタコ足配当(特別分配金)を出すことによって、毎月分配金を出しています。
もちろん元本を切り崩しているので、いつまでもタコ足配当(特別分配金)を続けることはできずに最終的に破綻するパターンが多いです。
毎月分配型投資信託については別記事で詳しく解説しているので、気になる方はご覧になってください。
結論だけ言うと、毎月分配型投資信託は投資に値しないゴミ商品です。
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【失敗しない投資】毎月分配型の投資信託がおすすめできない理由
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信託報酬はETFの方が安い傾向
普通の投資信託よりも、ETFの方が信託報酬が安い場合が多いです。
信託報酬とは、投資しているファンドに払う運用手数料のことです。
投資信託やETFをかうということは、投資ファンドにお金を預けて変わりに運用してもらうということです。
タダで運用してもらうことはできないので、手数料を払う必要があります。
その手数料のことを、信託報酬と呼びます。
その信託報酬が、一般的にはETFの方が安い場合が多いです。
投資信託やETFなどに投資を行う場合、信託報酬の安さは利益に直結します。
もちろん、信託報酬は安ければ安いほど良いです。
最近では信託報酬の安い投資信託も多く登場していますが、それでもETFの方が信託報酬は安いです。
少しでも信託報酬を抑えて、投資による利益を大きくしたい場合はETFの方が有利だと思います。
ETFのメリット・デメリット


ETFのメリットって結局なんなの?

ETFのメリット
- 値段の値動きを確認しながら買うことができる
- タコ足配当(特別分配金)の心配がない
- 信託報酬が安い
ETFのデメリット
- 自動的な積立投資ができない(1部の証券会社を除く)
- 株チャートを見て、買い時を自分で判断しなければならない
それでは最後に、ETFのメリットとデメリットを参考にしながら、どんな人が投資信託よりもETF向きなのかを解説していこうと思います。
自分の投資スタイルや性格などを考えながら読んでいただけると納得しやすいと思います。
投資信託よりもETFを買ったほうが良い人の特徴

投資は最終的には自分で決めることだということだけは、忘れないでください。
ETFを買ったほうが良い人の特徴
- 投資経験が一定以上ある
- 株式投資の基礎知識がある
- 少し手間が増えても、効率的に資産を増やしたい
投資経験が一定以上ある
資産運用経験がゼロの人には、ETFよりも投資信託の方が良いでしょう。
ETFは投資信託よりも普通の企業株に性質が近いです。
まったくの投資初心者がETFを初めてしまうと、値動きにビックリして買うタイミングがわからなくなってしまいます。
その点、投資信託なら基準価額も1日1回しか変わらないので、そこまで値動きに反応する必要はありません。
反対に投資経験が一定以上あれば、買い時や売り時を自分で判断できるようになってきます。
ETFの方がチャートを見ながら、細かい値動きを把握しながら買うことができるので、人によってはコストを抑えながら投資をすることができます。
最初は投資信託で経験値を貯めて、慣れてきたらETFにチャレンジしてみる。
そんな流れでも良いかもしれません。
株式投資の基礎知識がある
投資経験と近いかもしれませんが、株式投資に関する基礎知識もETFを買うなら大切になってきます。
ETFは企業の株と同じような形で取引するので、「指値」や「配当利回り」などの基礎的な単語の意味は知っておく必要があります。
株式投資に興味があって、単語の意味などを調べることに抵抗がない人はETFが向いていると思います。
反対に、株式投資にはまったく興味がなく、ただ自動的に資産を増やしたいと考えている人には、投資信託の方が向いているでしょう。
少しでも、株式投資に興味が出てくれば、キッカケとしてETFの購入を初めてみるのはアリだと思います。
少し手間が増えても、効率的に資産を増やしたい
ETFは投資信託よりも手間がかかります。
自分で購入するタイミングや、配当金をどうするかなどは自分で決めなくてはいけません。
投資信託であれば、何も考えなくても自動的に積立投資できるように設定して後は放置することも可能です。
そういった手間が増えることが嫌な人は、ETFよりも投資信託の方が良いでしょう。
反対に、少し手間は増えても、資産を効率的に運用したい人にはETFの方が向いています。
ETFであれば、株価が下がったタイミング購入をして、効率よく株数を増やすことも可能です。
そして、株価を見ながら株を注文することを繰り返しているうちに、投資の経験値を増やすことができます。
投資信託だけでは、株価チャートを見ることもないので、あまり投資の経験値は増えません。
しかし、ETFであれば株価チャートを見ることは必須ですから、投資の経験値を貯めることができます。
ETFで貯めた投資経験を元に、個別の企業株に挑戦することもできます。
将来的にいろいろな投資に挑戦してみたいと考えている人は、ETFで投資経験を積むのは良い方法だと思います。
最後に、資産運用を考えているあなたへ
ETFと投資信託の違いについて説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
これからの日本では、資産形成が重要になってきます。
NISAや積立NISAなどの優遇税制が出てきたことからも、政府としても資産運用を勧めていることがわかります。
資産運用の方法は人によって違いますが、いろいろな選択肢を知っておくことはどんな人にとってもプラスになると思います。
これからもお金や資産運用について、記事を更新していくので、よろしければまたご覧になってください。
この記事が、あなたの資産形成のお役に少しでもたてれば幸いです。
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